月が赤く満ちる時―ジェンダー・表象・文化の政治学

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制作 : Trinh T. Minh‐ha  小林 富久子 
  • みすず書房 (1996年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622046035

月が赤く満ちる時―ジェンダー・表象・文化の政治学の感想・レビュー・書評

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       第三世界の文化や芸術をテーマにした衝撃のエッセイ集。著者は西洋的なものの見方に対し一石を投じる。「周辺的な立場にあること」の多様な意味に鋭い感性で迫りながら、アジアやアフリカの小説、ロラン・バルトの説、傍観者であることの問題点、芸術の謎、文化人類学の危険性を考証する。  『When the Moon Waxes Red』(邦題『月が赤く満ちる時』)は、タブーに触れまいとする姿勢が見られる、あまりにも単純な従来の分析を補足する目的で書かれている。それぞれの文化にはそれぞれ異なるものの見方があるのだという主張には、新しいジェンダーポリティクスが、現実をイデオロギー的に分析するのにとどまらず、現実を変革できるようにという著者の思いが込められている。常に新しい見解が登場し続ける一方で、昔ながらの誤りがまかりとおっているジェンダーポリティクスの概念を再考することで、著者はこの分野の権威者に対抗している。    著者トリン・T・ミンハは、カリフォルニア大学バークレー校女性学教授、サンフランシスコ州立大学映画学助教授。『Surname Viet Given Name Nam』(邦題『姓はヴェト、名はナム』)などの映画作品や、『Women, Native, Other』(邦題『女性・ネイティヴ・他者』)、共同編集した近著『Out There: Marginalization in Contemporary Cultures』などの出版物を発表している。
    --このテキストは、ペーパーバック版に関連付けられています。

    内容(「BOOK」データベースより)
    ヴェトナム系アメリカ人の女性の眼で、アジア・アフリカの「周縁性」を解体する―詩的に、そして分析的に。ドキュメンタリー映画論ほか、挑戦的な批評。

    目次
    主人のいない領地
    中間地帯の彼女
    第三のシナリオ―光も影もなく

  • 言葉が自分の周りを時にはゆったり、時には目まぐるしく
    取り囲み、くるくると廻っているような感触でした。
    知っていることがほとんどなくて、増えた気もあまりしないけど
    「見る」ことについて、考えさせられる本でした。
    ただ、考えたものも目まぐるしく動いていて
    少しだとしても自分なのに、掴まえておくことが出来なかった。
    だから不安にもなったけど、読んでよかったし、また読みたいと思います。

  • この本を読んで、個人的に「コペルニクス的展開」を迎えることになった。彼女の言葉は、そこに込められた意図を忠実に読みとることよりも、それによって自分の思考が触発されて、新たな言葉を生み出す作用をもつ。

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月が赤く満ちる時―ジェンダー・表象・文化の政治学の作品紹介

ヴェトナム系アメリカ人の女性の眼で、アジア・アフリカの「周縁性」を解体する-詩的に、そして分析的に。ドキュメンタリー映画論ほか、挑戦的な批評。

月が赤く満ちる時―ジェンダー・表象・文化の政治学はこんな本です

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