マゼラン・アメリゴ (ツヴァイク伝記文学コレクション1)

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制作 : Stefan Zweig  関 楠生  河原 忠彦 
  • みすず書房 (1998年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622046615

マゼラン・アメリゴ (ツヴァイク伝記文学コレクション1)の感想・レビュー・書評

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  • マゼランの世界周航航海に同行した乗組員の日記をもとに作られた伝記である。大航海時代の航海士達は本当に命知らずで、マゼランもその典型である。西回りでも香料諸島に到達できることは、世界の全体図が分かっている今なら当然と言える。しかし、当時はアメリカ大陸がアジアの半島の一部と思われていた時代である。アメリカ大陸を横断してアジアに到達できることは、全くの「賭け」だったと言っていい。しかもその航海は反乱、遭難、病気、飢餓との戦いなど過酷そのものであった。壮絶極まる状況だったに違いない。そのような状況になっても、何故マゼランは途中で航海を止めなかったのか。その心はマゼランにしか分からないが、死を覚悟し、常人を超えるほど強い意志で航海に向かったに違いない。実際にマゼランは途中で原住民に殺されてしまうが、彼の勇気ある挑戦と偉業はこの先も永遠に残り続けるだろう。これから船旅の際はマゼランを思い浮かべたいと思った。

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S.ツヴァイクの作品

マゼラン・アメリゴ (ツヴァイク伝記文学コレクション1)の作品紹介

世界周航という人類の知識の獲得に一身を捧げた人物、マゼラン。待望のマゼラン海峡を発見し、前人未踏の太平洋を横断しながら、フィリピンの島で非業の最期を遂げる。その生涯が比較的知られていなかった人物の、栄光と悲惨を描き出す。平凡なセビーリャ市民であったアメリゴ。新大陸発見の航海に加わった彼の報告から、本人の知らぬまに歴史の偶然にもてあそばれて、アメリカの名付親になるという法外な名声を荷うことになる。推理小説に比する伝記小説。

マゼラン・アメリゴ (ツヴァイク伝記文学コレクション1)はこんな本です

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