ダンテ『神曲』講義 改訂普及版

著者 :
  • みすず書房
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本棚登録 : 17
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (575ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622070924

作品紹介・あらすじ

哲学の仕事の傍ら、数十年にわたり『神曲』を読み続けてきた著者による「詩人哲学者」ダンテの世界。各国語版のテキスト、註釈、研究書など文献を渉猟した読解の成果は第25回マルコ・ポーロ賞を受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 神曲を読みたいと思ったが前知識なしに読むのも難しいような気がしたので、図書館で借りてきました。
    まだ神曲本編は読んでいないのですが、特に天国篇はある程度このような解説を読まないと理解できないような気がしますが、これについては神曲本編を読み終わったらまたレビューします。
    全編にわたって初心者の私にもほぼ理解できるような話になっていて安心した。著者の今道先生のダンテ「神曲」への愛、情熱が伝わってきて、引き込まれるような箇所が多かった。

    追記:神曲読了しました。神曲のレビューにも記入したように、やはり天国編はこの講義を読んだ上でも難しかったというのが正直な感想でした。しかし、ダンテやその時代のバックグラウンドについても総合的に解説されている本書を読んだおかげで、「神曲」をより楽しめたのは確実です。読んでよかった。今道先生は既にお亡くなりになっていますが、これほど分かりやすい解説書を残していただいたことに対して、改めて感謝したいと思います。

  •  私はこの本で「神曲」を勉強しました。

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著者プロフィール

1922年東京に生まれる。東京大学文学部哲学科卒業。パリ大学、ヴュルツブルク大学講師を経て、東京大学名誉教授、聖トマス大学客員教授。哲学美学比較研究国際センター所長、国際形而上学会会長、国際美学会終身委員、エコエティカ国際学会会長。1996年より1999年まで哲学国際研究所(IIP、パリ)所長。著書『同一性の自己塑性』(東京大学出版会、1971)、『美の位相と芸術』(東京大学出版会、1971)、『東西の哲学』(TBSブリタニカ、1988)『エコエティカ』(講談社学術文庫、1990)、『知の光を求めて』(中央公論新社、2000)、『愛について』(中公文庫、2001)、『ダンテ『神曲』講義』(第25回マルコ・ポーロ賞受賞、みすず書房、2002、改訂普及版2004)。編著に『講座・美学』全5巻(東京大学出版会、1984-85)などがある。

「2017年 『ダンテ『神曲』講義 改訂普及版【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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