アドルノの場所

著者 :
  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622071242

作品紹介・あらすじ

アドルノ生誕101年に贈る、気鋭の力作。自然と歴史をともに相対化し、各々の宥和をめざす「自然史」の理念を軸に、錯綜するアドルノ思想を横断的に読みとく。

感想・レビュー・書評

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  • アドルノ周辺……ハイデガー、ベンヤミン、フッサール、カントetc この本のカバー内容をしっかり理解するにはこのへんへの原書を複数読んだくらいの理解が必要になってくると思う。が、必ずしも不明なまま読んだからといって、この系統にありがちな不親切な文章ではない。きちんと文脈というものがあって、知らないなりにも読めていける。自然と歴史の建設的な接点としての自然史を軸にアドルノの思想が周辺との関連で述べられている。読み通せばアドルノ的観点の面白さというか有意義さのようなものを感じれるのではないかと思う。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県丹波篠山市生まれ。2014年10月から大阪文学学校校長。2016年4月から京都大学教員。
詩集:『沈むプール』、『バイエルの博物誌』、『言葉の岸』(神戸名ビール文学賞)、『ホッチキス』、『家族の午後』(三好達治賞)、『闇風呂』、『ほとぼりが冷めるまで』(藤村記念歴程賞)
主な詩評論集:『アイデンティティ/他者性』、『言葉と記憶』、『ディアスポラを生きる詩人 金時鐘』、『石原吉郎』、『「投壜通信」の詩人たち』(日本詩人クラブ詩界賞)

「2023年 『京大からタテ看が消える日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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