リンさんの小さな子

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制作 : Philippe Claudel  高橋 啓 
  • みすず書房 (2005年9月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622071648

リンさんの小さな子の感想・レビュー・書評

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  • 戦争で国を追われて、外国へ孫と来たリンさんと、その外国に住んでいて妻を亡くした男との、友情の話。言葉も通じず、国籍も歳も違う二人の、静かで優しい時間が描かれている。

  • わかりやすい簡単な言葉で書かれた短く美しい物語のなかに、戦争の悲惨さ、人生の残酷さ、人と通じ合うことの希望や幸福、いろんなものがちりばめられている。
    リンさんが故郷の夢のなかでバルクさんと語り合う場面がとても好き。美しい情景と溢れんばかりの幸福感と、不思議な泉の話がしても印象的。

  • 大人の児童文学

  • 泣いてしまった
    次はフランス語で読みたい

  • 高山なおみさんのおすすめ本だったので、頑張って読んでみました。本ブームが去りそうなときだったので、かなり頑張って読んだ。読みだすとするするといくのだけど。
    内容は戦争もからんでるのかな?すこし重め。
    ちょっとゾッとするところがあったけれど、リンさんの人柄が小説をやわらかいものにしている。なかなか衝撃なラスト。海外モノはそんなにいいと思うことないんだけど、ふつうによかったです。

    <高山なおみさんの感想>
    すごくいい。ゆっくりのスピード。言葉で書いてあるのに、言葉にはならないことを読んでいる。でも、れっきとした言葉になっている。真ん中へんで、どうしようもなく涙がぼろぼろこぼれた。本を読んでここまで泣くのはひさしぶり。なんて素晴らしいんだろう。
    最後になっていろんなことに気づかされ、体ごと裏返しにされるような、驚きと感動を味わった。涙をひと流しし、ほーっとため息をつきながら眠りにつきました。素晴らしい世界だった。

  • 私はリンさんを
    よく知ってるような気がしてくる。
    やっぱり知ってる人だと思う。
    でも誰かはわからない。
    希望のような絶望のような。

  • リンさんは生まれたばかりの孫の女の子を抱いて、戦乱の続く祖国を逃れた。難民として辿り着いた未知の国で過ごすうちに、ある日公園のベンチで大きな男と出会った。言葉も通じないまま、不思議な友情が育まれてゆく。

  • ダ・ヴィンチ プラチナ本 2006年1月号

  • 情景はきれいなのに、どこかグロテスク。はじめの段階でいろいろ見えてしまって、そのつもりで読んだからかもしれないけれど。

  • 淡々とした美しさのなかに、なんて深い奥行きの広がる物語だろう。
    リンさんが触れ合いたいと願うもの、それを拒む大きな力。異国のエキゾチックな風景描写のなかにそれらがとても丁寧に、けれどくどくなく描かれていく。物悲しさの奥に、友情がつなぐ魂の尊さを見ることが出来てよかった。

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