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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622073352
作品紹介・あらすじ
19世紀英国に大量出現した未婚女性が、唯一の活路とした住み込みの家庭教師。その実像を歴史と文学の両面から探る。英文学、英国史の基本図書。
感想・レビュー・書評
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https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00167883詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
英国文学を読んでいるうちに慣れ親しんでくる、女家庭教師という存在。十九世紀英国ものには点があまくなってしまう。
本国で女性が余っているから、植民地へ送ってしまえなんて横暴な意見も出ていたとか。「オールド・ミスのおばさん」が小説中に大量出現する訳だ。
レディのつける職はガヴァネスのみで、賃金はかつかつであったとか。教える技術もないのにいきなり教え始めるのも大変だったろう。
ブロンテ姉妹はガヴァネスだったそうだ。ジェイン・エアがガヴァネスなのはそれを踏まえてのこと。
「王様と私」のアンナもガヴァネス。
それにしても、エマでは、元ガヴァネスを訪ねる教え子から話が始まるというのに、他には全然ガヴァネスが出てこないのは何故なんだろ
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