ロスコ 芸術家のリアリティ

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制作 : クリストファー・ロスコ  中林 和雄 
  • みすず書房 (2009年2月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622074359

ロスコ 芸術家のリアリティの感想・レビュー・書評

  • 芸術や創作、という言葉は私には恐れ多い。

    何かをつくることによって人の生と関わる者として、異なる時代や文化の創作物とどのように向き合えばいいのか、つまりは一個人として歴史と風土に対峙する姿勢を教わったような気がする。

    彼自身は、抽象画と呼ばれる自らの作品を、空前の試みとしてではなく、古代から連綿と反復されるある調和形成の一変奏、全く正統な継承であると捉えていた。そこにこそ、彼の絵画の奥深さの源泉がある。

  • とにかく抽象化スルンダという強い意気込みが伝わってきました。

  • マーク・ロスコ、おもしろい絵だな、気になるな、とは思うけど、わたしにとっては正直なところ「わからない絵」に入るものだった。この本は「序」で息子さんが書かれている通り、美術論としての完成度は低いけど、マーク・ロスコの絵に近づくにはとても重要な本だった。少しだけ、分かった気がする。(文章は半分くらいしか理解できなかったけど…)これを読んで、今ある解説を読むと、「ロスコが言いたかったことと真逆じゃない?」と思う部分も。色と四角形のあの抽象画が描かれる以前に書かれた文章だけど、ロスコが表現したかったことというのはすべてに通じていて、根っこの部分では変わってないんだろうな、と思った。

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ロスコ 芸術家のリアリティの作品紹介

現代抽象絵画を代表する作家マーク・ロスコ(1903‐70)。様々な色の矩形が浮かぶ独自の様式に至る以前、ロスコ自ら綴った草稿を編んだのが本書である。1940年代前半、自身の芸術がいまだ確立しない苦しみの中にあったロスコは、一時的に絵筆を置き、それに替えてペンを執った。そこに残されたのは、画家としてではなくオブザーバーとして造形芸術を語り、現代と古代のあいだをわたりながら記された、美術のの系譜である。数年後に再び画布に向かった時、彼の作品は、現在ロスコの到達点として認められる純粋な抽象画へと変化を遂げる。挫折であると同時に、ロスコがロスコになる転回点ともなった時代の貴重なテキスト-死後永らく埋もれていた草稿が今、60余年の時を経てその息子の手によって甦る。

ロスコ 芸術家のリアリティはこんな本です

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