世界は一冊の本 [definitive edition]

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著者 : 長田弘
  • みすず書房 (2010年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622075387

世界は一冊の本 [definitive edition]の感想・レビュー・書評

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  • 長田弘さんの詩集。やはり強く印象に残るのは、最後に掲載された一編の詩。

     本を読もう
     もっと本を読もう
     もっともっと本を読もう

    どこかのレビューでも書きましたが、同じ世界を見ているはずなのに我々には見えないものが、詩人には感じられるのか。言葉は不自由で全ての感情を描けないし、世界の真実を表現することもできない。

     本でないものはない
     世界というのは開かれた本で
     その本は見えない言葉で書かれている

    神さまがこの世の中を作ったのなら、世界の真実を描いた本はあるのでしょうか。それでもそれは私たちの言葉では描けないものなのでしょう。ことばでは描けない、世界の真実を描くために詩人はことばと格闘している。

    収められた他の詩、「誰でもない人」「たちどまる」「ことば」も、我々が立ち止まり真実を見つめる時間を与えてくれます。時に立ち止まり、ゆっくりと空や木や、光や風の物語を読むのも必要なのですね。

  • 目をつぶって深呼吸しながら読むのが、きっとふさわしい読み方。

  • 本を読もう。
    もっと本を読もう。
    もっともっと本を読もう。

  • Andrés Segoviaの詩があまりにもかっこよかった。
    http://www.youtube.com/watch?v=9efHwnFAkuA

    ファーブルさんの詩もよかった。

    どのページを開いても、呼吸が深くなる。

  • いつかどこかで表題詩を読み、ずっと心に残っていました。表題詩の他は父母や歴史上の著名人へ捧げる詩が多数掲載。「私にとって、詩は賦である。生きられた人生の、書かれざる哲学を書くこと」このあとがきを読み納得しました。見えないものを詩にして表す。長田さんは身近だけれど果てしなく広がる世界を私たちに見せてくれる気がします。「立ちどまる」や「ことば」も好きです。

  • 読友さんオススメの詩集。「口に出して言ってみたばかりに、/その言葉をじぶんで追いかけるのだ」「日常生活の言葉で/思想が語れないとおもいますか?」「堪忍のふくろを/首にぶらさげて、/破れたら縫え。/破れたら縫え。」「200億光年のなかの小さな星。/どんなことでもない。生きるとは、/考えることができるということだ」。心に響いてくることばがある。

  • 長田さんの美しい、
    でも強さを感じるやさしい詩。

    もう少し、
    言葉を大切に丁寧に使ってみようと思う。

    「立ちどまらなければ いけない場所がある。
     何もないところにしか 見つけられないものがある。」

    感動します、刺さります。

    何度思ってもできないけれど、
    丁寧に、丁寧に心を丁寧に動かしていたい。

  • 「死」や過去の人を題材にした詩が多かった。あまり好きな詩がなかったな。

  • 「誰でもない人」で始まり「世界は一冊の本」で閉じる.いくつかの「死」をテーマにした詩とファーブルなどの人にまつわる詩.優しく繰り返される言葉が,静かに心に染み入る.生きることの原点を見つめる,確かめる,納得するような詩の数々だった.

  • P82 原因と結果

    P103 統計より五感

    時折はっとさせられる一節に出会えます

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本を読もう。もっと本を読もう。もっともっと本を読もう。人生は、ひとが胸に抱く一冊の本なのだ。今ゆっくりと読み返したい。清新な名詩集の決定版。

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