第四人称

著者 :
  • みすず書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622075479

作品紹介・あらすじ

車内のケータイはなぜ気にさわるのか?のぞきや立ち聞きはなぜ好奇心をかきたてるのか?伝記・翻訳・新聞から異人や裁判まで、創見に満ちた書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 筆者の世界は印刷された文字に封じ込められていて、いわば孤立している。ただちに読み手の世界と交流することがない。
    歴史が完全に正確な再現であれば、同じ時代、対象に複数の歴史があるのは、おかしいとなるはずで、実際に歴史は異説にあふれている。絶対的歴史は存在しない。

  • 二人の人が(一人称と二人称)誰か、あるいは、何か(三人称)について話しているのを聞いている人がいれば、その人が第四人称。

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著者プロフィール

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923年、愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論を多数執筆している。2020年7月逝去。30年以上にわたり学生、ビジネスマンなど多くの読者の支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『忘却の整理学』『知的創造のヒント』(以上、筑摩書房)、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社)など著作は多数。

「2024年 『新版 読みの整理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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