アメリカの心の歌 expanded edition

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  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622077305

作品紹介・あらすじ

アメリカをアメリカたらしめてきたもの、アメリカーナについて、なによりも多く問い、雄弁に語り、深く感じさせ、遠くまで伝えてきた歌。そうした歌にのこされてきた感受性の運命というべきもののメモラビリア。

感想・レビュー・書評

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  • 正義を声高に訴える人達は苦手なのですが、この本に書かれた歌によって、彼の国のそうじゃない一面を見るコトが出来ます。。。

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    「詩人による新鮮な音楽論。生き方を歌うオルタナ・カントリーの歌詞を読み解き、歌手とアメリカ社会を語る。岩波新書版に9篇を増補。」

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    「現代アメリカの精神をもっともよくうつしてきた歌は何か。それは国、故郷、生きる場所、そして生き方をうたった歌である。ヴェトナム戦争など大きな変動を経験した社会で、うたうべき自分のうたをみつけた人びとの姿と、新しいカントリーの世界を紹介しつつ、同時代の心の風景が、何と豊かに切実にうたわれているかをえがく」

  • 読みながら、歌を理解するとはどういうことだろうかと柄にもなく考えてしまった。ともすれば手軽に消費できる歌に満ち溢れた今、だからこそ長田弘の語る歌に耳を傾けたくなりそこから何か自分なりの真実を見つけたくもなる。扇情的な筆致で歌に無理矢理誘導するのではなく、むしろ平たい文体でひとりひとりの歌を丁寧に解説し、そこからどんなものが見えうるのか説いていく。その姿勢に改めて1ファンとして惚れ直してしまい(物騒な言い方だが)、これまで知っているようで知らなかったキャロル・キングの歌などを追いかけたくなった。丁寧な仕事だ

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著者プロフィール

長田弘(おさだ・ひろし)
1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、14年『奇跡―ミラクル―』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。15年5月3日、逝去。

「2022年 『すべてきみに宛てた手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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