合理的選択

  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622077336

作品紹介・あらすじ

理論経済学の地平を切り拓きつつある研究者が平易なことばで"ミクロ経済学""ゲーム理論""意思決定理論"のエッセンスをおしえてくれる、社会のあり方を本質的に考える際の経済学からの贈り物。

感想・レビュー・書評

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  • 意思決定理論、ゲーム理論などの解説書
    日常生活における例なども豊富でわかりやすく面白い

  • 331||Gi

  • ガチでツマラン

  • 目次
    序文
    日本語版への序文

    I 最適化
    Chapter 1 できることと望ましいこと
    1.1 例え話
    1.2 「できる」と「ほしい」を分ける
    1.3 合理的とはどういうことか
    1.4 不確実性
    1.5 禅と不条理
    1.6 理論とパラダイムについて
    Chapter 2 効用最大化
    2.1 例え話
    2.2 二つの重要なこと
    2.3 解釈
    2.3.1 規範的な解釈
    2.3.2 記述的な解釈
    2.3.3 メタ科学的な解釈
    2.4 測定の問題
    2.5 効用と不効用
    Chapter 3 制約付き最適化
    3.1 一般的な枠組
    3.2 例:消費者問題
    3.3 限界性の原理

    II リスクと不確実性
    Chapter 4 期待効用
    4.1 実例
    4.2 期待値最大化
    4.2.1 i.i.d. 確率変数
    4.2.2 大数の法則
    4.2.3 期待値の実用上の意味
    4.3 期待効用最大化
    4.3.1 フォン・ノイマン=モルゲンシュテルンの定理
    4.3.2 効用が唯一に定まること
    4.3.3 リスク回避
    4.3.4 プロスペクト理論
    4.4 効用の導出
    4.5 単純から複雑へ
    Chapter 5 確率と統計
    5.1 確率とは何か
    5.2 客観的確率としての相対頻度
    5.3 主観的確率
    5.4 統計の落とし穴
    5.4.1 条件付き確率の混同
    5.4.2 標本の偏り
    5.4.3 平均への回帰
    5.4.4 相関と因果
    5.4.5 統計的有意

    III 集団選択
    Chapter 6 選好の集計
    6.1 効用の和
    6.2 コンドルセ・パラドクス
    6.3 不可能性定理
    6.3.1 アローの定理
    6.3.2 得点ルールと評価制度
    6.3.3 ギバート=サタスワイトの定理
    6.3.4 信任投票に関する議論
    6.3.5 結論
    6.4 パレート最適性・効率性
    6.5 パレート最適性の限界
    6.5.1 平等には沈黙
    6.5.2 半順序
    6.5.3 主観的信念
    Chapter 7 ゲームと均衡
    7.1 囚人のジレンマ
    7.1.1 基本の話
    7.1.2 支配される戦略
    7.1.3 再び囚人のジレンマへ
    7.1.4 効用の意味
    7.1.5 教訓
    7.1.6 ゲームのルールを変える
    7.1.7 繰り返し
    7.1.8 カントの定言命法と黄金律
    7.2 ナッシュ均衡
    7.2.1 定義
    7.2.2 正当化
    7.2.3 混合戦略
    7.3 均衡選択
    7.3.1 定型化された例
    7.3.2 現実事例
    7.4 コミットメントの力
    7.5 共有知識
    7.6 展開形ゲーム
    7.7 完全性と「信憑性のある脅し」
    7.7.1 バックワード・インダクション
    Chapter 8 自由市場
    8.1 例──グローバル化の功罪
    8.2 第一厚生定理
    8.3 自由市場の限界
    8.3.1 外部性と公共財
    8.3.2 市場支配力
    8.3.3 非対称情報
    8.3.4 存在 vs 収束
    8.3.5 選好の形成
    8.3.6 非合理的行動
    8.3.7 「効用」は何を測るか
    8.3.8 パレート最適性の限界
    8.4 実例

    IV 合理性と感情
    Chapter 9 感情の進化論的説明
    Chapter 10 効用と幸福度
    10.1 お金イコール幸せではない
    10.2 限定
    10.2.1 質問票の妥当性
    10.2.2 他人をヘドニック・トレッドミルから追い落としてはならない
    10.2.3 人々は全てのものに対して適応するわけではない

    結語
    訳者あとがき
    原注
    推薦図書
    索引
    http://www.msz.co.jp/book/detail/07733.html

  • タイトルから、行動経済学の本かと思っていたが、本当に合理的選択についての話だった。合理的とは、その選択について本人が納得して理由づけできることを意味する。本ではさまざまな理由づけの理論について、それが社会の利益や個人の幸福につながるかの観点から評価する。
    他の本との差別化はここにある。ただ理論を紹介したり、アカデミックに理論の完成度を比較しても、人間の幸福につながらなければ意味がないという価値観。著者の人間性が伝わってきて、爽やかな読後感が残る。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00196940

  • 平易な導入部から、カーネマンの研究やゲーム理論などで幅広い部分に目配りをしながら、合理的な選択をあらゆる理論付けで説明しています
    類書と比べれば、ページあたり情報量がかなり詰め込まれているのでやや読了に手間取りました

  • 意思決定の基礎読本。完読後に http://mitpress.mit.edu/rationalchoice へ進むと数学での理解も進む。

  • 科学的な内容かと思いきや、始まりは哲学的で読み進めるのがとても難しい。読了がとても難しい。

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著者プロフィール

イツァーク・ギルボア(テルアビブ大学教授)

「2014年 『不確実性下の意思決定理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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