夕凪(ゆーどぅりぃ)の島――八重山歴史文化誌

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著者 : 大田静男
  • みすず書房 (2013年8月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622077350

夕凪(ゆーどぅりぃ)の島――八重山歴史文化誌の感想・レビュー・書評

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  • 「八重山を「日本」や「沖縄」と安易に同一視はできない。」こう言う矜持に惹かれる。。。

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    「石垣島から沖縄本島まで400キロ、台湾まで270キロ。先史時代の八重山は縄文・弥生の文化圏の外、人々はヤドカリの穴から生まれたという神話をもつ。15世紀、八重山は琉球王府に征服される。17世紀、中国の冊封体制下にあった琉球は、薩摩の侵攻によりヤマトの幕藩体制にも組み込まれ、八重山は幾重もの支配を生きた。そして明治の世、琉球処分により八重山も近代日本の一部となった。
    しかし、太平洋戦争が始まると、島の大女神は神司(つかさ)に「戦は敗ける」と託宣する。石垣島に米軍上陸はなかったが、マラリア猖獗地帯への軍命による避難で住民3647人の命が失われた。
    琉球・八重山が日本国になったのは、たかだか百余年前。八重山を「日本」や「沖縄」と安易に同一視はできない。尖閣問題で揺れるなか、国防の最前線などにされてはたまらない。八重山には八重山の視座がある。
    石垣島に生まれ育った著者は、祭や唄、風習を調べ、戦跡をめぐり、言葉の古層に分け入る。ヤマト中心の歴史には収まらない島々の驚くべき時空世界を掘り起こす。
    自然や風土を守り、平和ゆえの風物の輝きを喪わないことが未来をつくるだろう。闇の手前の夕凪(ゆーどぅりぃ)の島から、生者と死者、鳥、虫、海と山の声が届く。 」

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夕凪(ゆーどぅりぃ)の島――八重山歴史文化誌の作品紹介

石垣島から沖縄本島まで400キロ、台湾まで270キロ。島に縄文・弥生文化は到達せず、人々はヤドカリから生まれたという神話をもつ。いまは尖閣問題で騒がしいが、八重山を「日本」や「沖縄」と安易に同一視はできない。凪(平和)であれの願いと共に、土地の痕跡を調べ、言葉の古層に分け入る。従来の日本史には表れない島々の驚くべき歴史文化誌。著者はこれまで沖縄タイムス出版文化賞(2回)、八重山毎日文化賞を受賞。

夕凪(ゆーどぅりぃ)の島――八重山歴史文化誌はこんな本です

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