森のなかのスタジアム――新国立競技場暴走を考える

著者 :
  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622079491

作品紹介・あらすじ

2011年ラグビー議連の決議に始まり、デザイン・コンクールでのザハ・ハディド案決定、今日に至るまで、あまりに杜撰な経済、建築、環境、景観、住民問題など、国民の多くの反対にもかかわらず突き進んだ新国立競技場建設。安倍首相による白紙撤回以後も事態はまったく見えていない。事の始まりから現在、そして未来まで、この暴挙の全貌と何が大切かを、この問題を最も知る著者が描く。関連年表はじめ資料も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 遅まきながらマスコミも大騒ぎしだし、とうとう当初案は白紙撤回となった新国立競技場の計画反対の市民運動で先頭に立って活躍した森まゆみさんの記録。保存に対する考え方は私とは立ち位置が違うのを実感した。
    公表されてない事実とか隠された詳細とかを期待したけれど、ほぼ既知の事ばかりで、「とある市民運動の記録」として読むのがいいみたい。

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著者プロフィール

1954年生まれ。中学生の時に大杉栄や伊藤野枝、林芙美子を知り、アナキズムに関心を持つ。大学卒業後、PR会社、出版社を経て、84年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。聞き書きから、記憶を記録に替えてきた。
その中から『谷中スケッチブック』『不思議の町 根津』(ちくま文庫)が生まれ、その後『鷗外の坂』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『彰義隊遺聞』(集英社文庫)、『「青鞜」の冒険』(集英社文庫、紫式部文学賞受賞)、『暗い時代の人々』『谷根千のイロハ』『聖子』(亜紀書房)、『子規の音』(新潮文庫)などを送り出している。
近著に『路上のポルトレ』(羽鳥書店)、『しごと放浪記』(集英社インターナショナル)、『京都府案内』(世界思想社)がある。数々の震災復興建築の保存にもかかわってきた。

「2023年 『聞き書き・関東大震災』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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