沈黙の世界 (始まりの本)

  • みすず書房
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本棚登録 : 73
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622083726

作品紹介・あらすじ

『われわれ自身の中のヒトラー』に並ぶ、著述家M・ピカート(1888‐1965)の主著。言葉、歴史、芸術など様々な事物と「沈黙」との関わり、人間が自立的で主体的な存在としてあるための「沈黙」の意味を探る。「騒音語が万事をならし、均等化してしまう」世界はいかにして生まれてくるのか、緊密な筆致で綴る。新版刊行にあたり、エマニュエル・レヴィナス「マックス・ピカートと顔」を付す。

感想・レビュー・書評

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  • 愛の中にはことばよりも多くの沈黙がある。恋する男が恋人に語りかけるとき、恋人は、その言葉よりも沈黙に聴き入っている。マックス・ピカート『沈黙の世界』

  • 冬の朝、一面の銀世界、真っ青な空に白い太陽が光っている…あれは確かに『沈黙』だった。テレビからインターネット時代、騒音はラジオ時代の非ではない。沈黙は儲けにならない…重大な警告を受けている。

  • 学生時代に読んだものを再購入して再読。
    改めて特に「愛と沈黙」の章はバイブル的に必携したい。新版に付されたレヴィナスによる「マックスピカートと顔」がお得感満載。

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    「『われわれ自身の中のヒトラー』のピカートによる古典的名著。人間が自立的・主体的な存在であるための「沈黙」の意味を探る。
    『われわれ自身の中のヒトラー』に並ぶ、著述家M・ピカート(1888‐1965)の主著。言葉、歴史、芸術など様々な事物と「沈黙」との関わり、人間が自立的で主体的な存在としてあるための「沈黙」の意味を探る。「騒音語が万事をならし、均等化してしまう」世界はいかにして生まれてくるのか、緊密な筆致で綴る。新版刊行にあたり、エマニュエル・レヴィナス「マックス・ピカートと顔」を付す。」

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著者プロフィール

1888-1965。ドイツのシュヴァルツヴァルトに生まれる。ハイデルベルク大学助手を勤めた後、ミュンヘンで開業する。スイスのルガノ湖畔に居を移し文筆活動を続けた。主な著書『神よりの逃走』(1934)『ゆるぎなき結婚』(1943)『われわれ自身のなかのヒトラー』(1946)『沈黙の世界』(1948)『人間とその顔』(1952)『騒音とアトム化の世界』(1958)(以上邦訳みすず書房)など。

「2021年 『沈黙の世界【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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