中井久夫集 1 『働く患者――1964-1983』(全11巻・第1回)
- みすず書房 (2017年1月17日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622085713
作品紹介・あらすじ
むろん精神科医の本領は著作や論文にあるのではない。そういう意味で結局、精神科医としての彼女をもっとも深く知る人は彼女とかかわった患者あるいはその縁者たちであると思う。しかし病いが軽快し癒えるとともに、精神科医は忘れ去られてあたりまえである。患者が自力で立ち直ったと思う時にはじめて精神科医の仕事が完了する。その意味でも精神科医であることは彼女の願ったとおりの仕事であり、彼女の願ったとおりに、地上でもっとも大きな仕事はついに誰の目にもみえないままで留まるであろう。著作集は彼女がこの世に残した爪跡のうち目に見える僅かな部分である。(「精神科医としての神谷美恵子さんについて」1983)
日本の精神医学に新たな道を切り拓き、透徹した理性と柔軟な感性、研ぎ澄まされたアンテナ感覚で人と時代を捉えてきた精神科医・中井久夫。1964年にペンネームで発表した論考から東日本大震災以後まで、半世紀にわたり世に届けつづけた作品の数々をここに年代順に編み、著者の歩みの一端を共有したいと考える。全11巻。
感想・レビュー・書評
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中井久夫集 1 『働く患者――1964-1983』(全11巻・第1回)
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短編集。その中の一部しか読んでいない。バートランドラッセルについての所を読んだ。サイバネティクス、ウィーナー、コンピューターの基礎、こういったものにラッセルが関わっていたということを知った。
それ以外の短編も少し読んだかも。
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