先駆者ゴッホ

著者 :
  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622086451

作品紹介・あらすじ

オランダ時代からオーヴェール時代まで、およそ10年の画業のなかでゴッホが求めつづけたのは、絵画独自の平面的な空間表現であった。ゴッホは決して独学の特異なアウトサイダーなのではなく、絵画史における正統的な画家である。だからこそ、20世紀の絵画(フォービスム、キュビスム、表現主義、戦後アメリカの抽象絵画など)に与えた影響の大きさもまた計り知れない。絵画の時代の結節点に屹立するゴッホを、その絵画的・造形的要素と内面性表出の両面から論じ尽くす、スリリングな近現代絵画論。

著者プロフィール

1947年生まれ。画家、ゴッホを中心とした絵画研究。東京芸術大学油画専攻卒。大阪中の島美術学院講師、北海学園大学建築学科教授を経て、2006年より愛知県立芸術大学美術学部教授(2012年退官)。個展多数。著書:『ゴッホの遺言』(情報センター出版局、1999。第53回日本推理作家協会賞・評論その他部門受賞)『ゴッホの証明』(同、2000)『耳を切り取った男』(NHK出版、2002)『色彩浴』(ポーラ文化研究所、2003)『ゴッホの復活』(情報センター出版局、2007)『完全版・ゴッホの遺言』(中公文庫、2009)『ゴッホの宇宙(そら)』(中央公論新社、2010)『「ゴッホ」にいつまでだまされ続けるのか』(情報センター出版局、2011)『フェルメールの仮面』(角川書店、2012)『先駆者ゴッホ』(みすず書房、2017)ほか。

「2017年 『先駆者ゴッホ 印象派を超えて現代へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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