- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623056224
作品紹介・あらすじ
「格差」「無業」「非正規雇用」「長時間労働」を手がかりに混迷をきわめた2000年代の労働市場の実態を明らかにする。
感想・レビュー・書評
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「人間に格はない」。いい言葉です。
特に経済学でこういった言葉が発されるのは
「公平性」についての意識と密接な関係があることとなりましょう。
様々な項目を取り上げ、著者のフィールドであった
非正規雇用の問題から、少子化、職業教育までを
どのような変数から影響を受けているか調べるのが本書である。
その結果はどれも合理性をもっているので、
十分な政策提言としても成立している。
(けれども、企業の教育コスト、採用コストを高める方向の発言が多い。
基準を設けて規制することと、その負担を和らげる方策の
2つを実際には同時に導入すべきだろう)
ま、それが通り一遍のこの本の解説だけれど、
それにしても著者の師匠の石川さんへのオマージュという側面も大きい。
その捧げっぷりと言ったら、読んでいるこっちが気恥ずかしくなるくらいだ。
経済合理性を説く本の中にこんなものが入るのも悪くはないね。 -
読んだ。
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2010.04.11 朝日新聞に紹介されました。
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20100411朝日新聞書評
緻密な統計分析で見る労働市場