作品紹介・あらすじ
リーマンショック以後、いよいよ混迷の度を増しつつある日本社会。この混沌とした時代に、戦後史の生き証人が再び立ち上がった。今後、日本が歩むべき道とは?祖国の矜持とは何ぞや?気骨の老外交官が、若き日本人に檄文を送る。
感想・レビュー・書評
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元外務官僚の書いた本。
最も興味を引いたのが、日本核武装論。特に「核シェアリング」論
"米国を説得し、少なくとも一定の抑止力としての核戦力を保有する途が検討されるべきだ。
1960年代のNATOであった「核シェアリング」を研究を提案している。建前上は米国が所有しているがソ連による攻撃でどうしても核なくして防げないと判断した場合には一定数の核弾頭を米国から使用を許され、そのあとはドイツならドイツが自国防衛のために自らの判断のみで爆弾を使用できるとの約束である。"
近隣の北朝鮮の核保有を米国が認めるのなら、この程度日本に認めても確かに良いのでは。。。。但し、あくまで米国の持ち物の場合、対米独立の役に立つかは?
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『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること』の本で紹介されていたのだが、ほとんど沖縄の説明はなかった。孫崎亨の本が紹介されていたのみであったが、説明はほとんどない。日本の独自性を根拠無き説明ですませているが、これこそがアメリカの菊と刀でルースベネディクトがアジアから日本を分断するという戦略のもとに書かれた本のうのみである。
拉致被害がいままで解決しなかったという外務省の責任を棚上げして、政府やマスコミをあげつらっているが、これは天につばする行為である。
2050年まで嘉手納基地はそのままでもと言う意見であるが、グアム移転のアメリカの方針を全く無視しているのは、外務省の秘密でわざと書かないという作為を感じる。
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