戦後日本の地方議会―1955‐2008 (MINERVA人文・社会科学叢書)

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著者 : 馬渡剛
  • ミネルヴァ書房 (2010年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623057870

戦後日本の地方議会―1955‐2008 (MINERVA人文・社会科学叢書)の感想・レビュー・書評

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  • これまでの地方議会研究では、首長と比べて地方議会の影響力は小さい、またはインフォーマルな形でしか影響力を行使していないとされてきたのに対して、本書では、議案修正・否決や国会への人材輩出といった地方議会(都道府県議会)のフォーマルな政策的影響力に焦点を当て、それに積極的な評価を下している。都道府県議会の議案修正・否決事例を包括的に集成・分析するなど、地方議会の実証研究として非常に価値が高い。ただ、地方議会の個々の議案修正・否決事例は政策的影響力行使の事例として興味深く、フィルターとしての議会が機能していることは理解できるのだが、その絶対数が少ないことはいかんともしがたく、本書によりこれまでの通説が完全に否定できたとは言い難いという印象も持った。国会議員の人材供給源の分析の中で、官僚出身者が政策専門家として閣僚等に昇進していくのに対し、地方議会出身者は議会対策の専門家として、国対委員長への昇進経路が確立しているという指摘は興味深かった。

  • 大変な労作。

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戦後日本の地方議会―1955‐2008 (MINERVA人文・社会科学叢書)の作品紹介

都道府県議会の実態はいかなるものか。戦後50余年に及ぶ期間を対象にした膨大な資料・データに基づいた本書では、従来の研究では看過されてきた都道府県議会のフォーマルな政策的影響力を検証している。また、日本政治において地方議員が果たしてきたいくつかの重要な役割も明らかにした。彼らはなぜ国会の第一の人材供給源となりえたのか、また自民党一党優位制存続の理由を地方議員の視角から解明する。

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