老害: 子ども世代は逃れられない

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  • ミネルヴァ書房 (2011年9月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623060818

老害: 子ども世代は逃れられないの感想・レビュー・書評

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  • 老害・・・。
    これは、日本の問題の本質の一部である。
    政治経済・ビジネスの世界では特にそう。
    過去の栄光にしがみつき、今の変化に対応できない老年層が、いまだそれぞれ権力の中枢にいる。
    そのせいで、新陳代謝が活性化されず衰退の道をたどっている・・・。
    にもかかわらず、「年長者を敬え」という美しい日本文化の側面からタブー視され、大きく取り沙汰されることはない。

    著書では、老害が日本の将来に与える影響を取り上げ、大きくメスを入れてくれているのかと思いきや、そうではない。
    老害が主に家庭や生活に与えている問題についてのメッセージである。(後半は職場問題)
    8件の事例から、今起こっている問題を紹介している。

    仕事に明け暮れ、趣味や友達もいない状況の中で定年を迎え、それからの生活に苦しむ家庭。

    わがままな・・・。
    認められたい・・・。
    現実逃避・・・。
    権力と嫉妬・・・。

    など、生々しい現場の事例。
    将来にわたってありえなくはない諸問題に、対策を打っておく必要があるのかもしれない。

  • 何ともショッキングな題名だ。字が大きくてすらすら読める。しかし、これを人間ドックの合間に読んでいたわけで。病院で読むには厳しいか…。しかし、老害という言葉を初めて知ったけど、一般的なのかな。老害のエピソード8話。実話なんだろうけど、何とも切ないというか、よくやるなーというのも。介護をね。こんなひどい目にあって、よく世話する気になるよな。うちの親もひどくなりそうだから、ほんとぽっくり逝ってほしい。

  • 「年寄りを敬え」「年寄りを大切にしろ」
    この言葉が乱舞しているように思えてならない。しかしそう思えて仕方ない、ともいえる。事実、電車やバスの中、はたまたカフェの中でもそういったことに遭遇してしまう。
    本書は著者に「グループわいふ」とあるだけあり、身内にまつわる「老害」について取り上げられている。赤の他人であれば無視したり、他人に任せたりする事もできるのだが、身内となれば無視することができない。様々な諍いも避けられず、様々なところで「疲れ」を生じてしまう。本書はその「老害」を避けるため、8世帯のインタビューとともに、その活路を見いだす一冊である。介護だけではなく、会社の「二代目」などケースは多様にあるため、身内に関して悩んでいる人にとってはうってつけの一冊といえる。

  • 帯文:"もはや「よそごと」ではない" "経験・知識・財産、そして人格。時間をかけて個性の強くなった高齢者たちによる「老害」が、すでに多くの家庭を襲っている"

    目次:はじめに、第1章 娘がつくった?「老害」の親、第2章 「可哀そう」が最強の武器に、第3章 自分の人生が肯定できない78歳、第4章 定年退職した夫に束縛され続けて20年、第5章 人生から逃げ続けた従兄、第6章 祖母の老害に絡めとられた母と娘の45年、…他

  • 女性を支援する団体「グループわいふ」が共著者として携わった、「老害」をテーマにした本。八つのエピソードから構成されています。
    読んでいて何度となく「なんだこの人は・・・」と不快になりましたが、それと同時に、自分も老いてからこの様な性格・振る舞いをしないと断言することは出来ないので、憂鬱になった。
    特に三章の「他人が悪口を言っている」と嘘をついてしまう人、五章の嫌なことから逃げてばかり、最終的に孤独な余生を送った人のエピソードはこの先増えていきそうだと感じた。
    「おわりに」で綴られている、高齢者をいたわりと保護の対象として眺める姿勢は、角度を変えれば高齢者を弱者と規定する視点以外のなにものでもないという下りは、胸に留めておきたい。

  • めざせ、かわいいばあさん。

  • 福祉施設の施設長 歳を取ると、個性が煮詰まる
    自己肯定大事 「人に認められることがなかった人生」
    妻の一挙手一投足に干渉してくる定年退職後の夫は、”おんぶおばけ”のよう
    仕事を媒介としての人間関係しか持たなかった人は、地域社会ではどうしていいかわからなくなりがち
    人間には退き時がある
    人間、栄光を味わった人ほど晩年にだめになる。むかしは良かったと過去にしがみついて現実がわからない

  • 高齢者だって生まれつきの性格に従って生きている。ただし、若い時よりも強い個性となって……と始まるのですが、読んでて怖い(´Д` )色んなケースがあって。
    偏屈な大人にだけはなりたくないなー!と強く思いました。というか、ボケる前にぽっくり逝きたい♪(´ε` )

  • チェック項目18箇所。家制度が根強い人は長男が大事。意識の違い。自己主張しない人間には勝てない。弱いポジションにいる・・・使いこなせている人が最強?素直に受け入れられない人は周りを不幸に巻き込む。認めてもらいたい欲求。褒められたい。何歳になっても持っている。毎日が忙しいからこそ休日がゆっくりできる。モノで埋めようとするのは人間関係をもてない空虚さ。夫婦仲の悪さが職場環境の悪さになる。役職持ちの人が帰らないと部下は帰りづらい。高齢者をひとくくりにしない。

  • 「個性が煮詰まる」か。確かに老いる為の反省の糧になればいいけど避けられないような気が。やはり老害となる前に気持ちよく生きた後早めに死にたいな。

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老害: 子ども世代は逃れられないの作品紹介

高齢者だって生まれつきの性格にしたがって生きている。ただし、若いときよりも強い個性となって-。高齢者が増えるとともに、多くの家庭を襲う「老害」は、もはや「年をとれば頑固になるから」「当事者でないとわからない」などの一般論ではすまされなくなっている。本書は、インタビューで得た8つのエピソードから「老害」の諸相を描いた話題作。

老害: 子ども世代は逃れられないはこんな本です

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