松居直自伝 (シリーズ・松居直の世界 1)

著者 :
  • ミネルヴァ書房
3.59
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本棚登録 : 68
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623060948

作品紹介・あらすじ

自らを「編集職人」「近江商人」と呼び、戦後日本の児童書出版を牽引してきた松居直。その人生は、綺羅星のごとき作家たちとの邂逅に彩られている。本書では氏の生誕から『こどものとも』を手がけるに至るまでを、時代背景とともに鮮やかに描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 松居直の名にぴんとこなくても、『母の友』『こどものとも』を読んだことのある人なら、「あ」と思うかもしれない。どんな生き方をしてきたのか、興味があった。たくさんの好奇心・それを大切にしてきたこと・受け入れられる周囲。いろいろな要素が重なって、子供達の心をつかめる人々が吸い寄せられたかのように集まったんだなと感じた。

  • 2020.1.25市立図書館
    (生い立ちから「母の友」誕生までの半生という内容的に、「母の友」で連載しつつ、こちらをまとめていたというか、こちらを執筆しているついでで「母の友」の連載もうまれたのだろうか)

  • ふむ

  • 絵本

  • 181112*読了
    息子が生まれてから、だいぶとお世話になっている、こどものとも。松居直さんの存在はつい最近知って、興味が湧いてたくさん著作を借りてきました。
    福音館書店が金沢にあって、しかも松居さんの奥さんの実家の会社だったなんて、想像だにしませんでした。しかも、最初は本屋さんだったし、その後も全然絵本に関係ない出版社だったし。
    童話や絵本づくりがさかんになった時代背景があるにせよ、こうして今でも絵本といえば福音館書店と認識があるのは、松居さんをはじめ、福音館書店のみなさんが、子どもの心を豊かにしたいと熱心に考えてお仕事をされているからだと思います。
    松居さんが育ってきた背景にも、常に本があったので、やっぱり環境というのは大事だなぁ。
    これからも、こどものともやたくさんの絵本を息子に読み聞かせたいと思います。

  • ¥ 256 より 15 中古品の出品

  • 自らを「編集職人」「近江商人」と呼び、戦後日本の児童書出版を牽引してきた松居直。その人生は、綺羅星のごとき作家達との邂逅に彩られている。本書では氏の生誕から『こどものとも』を手がけるに至るまでを、時代背景とともに鮮やかに描き出す。

  • 中には、ほんとうに数少ないけれど、わたしが正しいと感じることをしているひともいて、それは時代のせいかその人のせいかは分からない。丁寧な言葉で語るひとだ。そしてまっすぐで、美しい。こういう生き方ができたら、折り合いをつけながらまっすぐな、こういう生き方ができたなら。どんなにいいだろうか。

  •  先輩に「面白いから読みな!」と貸していただいたのだが…松居直さんの出で立ちにはあまり興味がなく…「ふぅん」というかんじ。
     でも、後半の福音館の盛り上げ方だとか、いくつかの松居さんが手がけてきた本の裏話、なんかは面白く読めました。

  • 【新刊情報】松居直自伝 289.1/マ http://tinyurl.com/89cr2lj 戦後日本の児童書出版を牽引してきた松居直。その人生は、綺羅星のごとき作家たちとの邂逅に彩られている。生誕から月刊誌『こどものとも』を手がけるまでを、時代背景とともに鮮やかに描く #安城

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著者プロフィール

松居 直(まつい・ただし):1926-2022年。京都生まれ。同志社大学卒業とともに福音館書店に入社。絵本の出版・編集に従事し、1956年に「こどものとも」を創刊。石井桃子、瀬田貞二、松岡享子などと交流を深めるとともに、加古里子、赤羽末吉、堀内誠一、長新太、瀬川康男、安野光雅、中川李枝子ら多くの絵本作家を発掘。『おおきなかぶ』『ぐりとぐら』『だるまちゃんとてんぐちゃん』など、今なお愛される絵本が生まれた。自身も絵本の文や再話を手がけ、海外の優れた絵本も紹介。日本の絵本文化の発展に大きく貢献した。1993年出版界で初めてモービル児童文化賞を受賞。1996年日本児童文芸家協会より「児童文化功労者」の表彰を受ける。著書に『私のことば体験』(福音館書店)、『絵本は心のへその緒』(ブックスタート)、『松居直のすすめる50の絵本』(教文館)など多数。

「2023年 『絵本とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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