七番目の百万人: イスラエル人とホロコースト

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制作 : Tom Segev  脇浜 義明 
  • ミネルヴァ書房 (2013年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (635ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623066940

七番目の百万人: イスラエル人とホロコーストの感想・レビュー・書評

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  • 読書日:2016年4月1日-14日、30日-5月7日
    Original title:THE SEVENTH MILLION The Israelis and the Holocoust.
    Outher:TOM SEGEV

    私は今までAnnelies Marie Frankを読んだけでユダヤ人とHolocoustを理解したつもりでいました。
    ですが彼女は約六百万人犠牲者の一人に過ぎません。
    ナチ、ユダヤ人、Israel国、英国等の近代史を包括的に知る事が出来ます。
    特にIsraelの建国経緯を学ぶのに適していると感じます。
    又これがEnglandのEllizabeth女王が在位している中で起きた事と考えると不思議な感じがします。

    犠牲者がこれ程多くに及んだのはユダヤ人が多く住むIsraelの国や宗主国英国、
    他欧州で"Holocoustが起きている"と新聞で報じても、非現実過ぎて信じられず対応が遅れた事にあります。

    この本を読んで良かった事は、Holocoust生存者のその後が知れた事です。
    生存者がどの様な想いで生き抜いて自分達の子供達を育てたか、その子供達や孫達、
    世代を経てIsrael国民のドイツに対する感情等の移り変わりを知る事が出来ます。

    内容は決して笑ってはいけないのですが、Israelの政治家達の遣り取りを読んでいて
    思わず笑わずにはいられなかった事があったので、夢中で最後まで読む事が出来ました。
    またAdolf Otto Eichmannの判決事件では、
    全国民がナチ関係者に極刑を望んでいるのではなく、
    中には命を助けようとした国民も居た事に感動しました。

    途中で読む事を止めようかとも思いましたが、最後まで読んで良かったです。

  • ユダヤ人は英国勝利、ドイツ敗北を望んでおりとりわけヒトラー政権を倒すためには全てのユダヤ人が全力を尽くす義務があるが、しかし、ユダヤ人戦闘部隊をフランス戦線へ送ってもイシュヴには何の利益もない。ユダヤ軍の任務はイシュヴを強化することで、これは新国家樹立へ向かって必要な一段階なのだ、と説いた 。

    ホロコーストでは、シオニストはシオニズム運動を進める闘いで完敗したといえる。まだ逃げる余裕のある間にヨーロッパユダヤ人にパレスチナ移住を説得できなかったという点では、運動として敗北だった。一番救助が必要な時に、救助できなかったのも、運動の弱さ以外のなにものでもない 。

  • 七番目の百万人 トム・セゲフ ミネルヴァ書房

    何しろ字が細かく分厚く重たい本だ
    しかしそれだけに内容も濃い
    お国柄なのだろうけれども皮肉な言い回しが多く
    その煮え切らなさに嫌気がさすこともあるけれども
    個々の情報を丁寧に拾い上げてることには感心してしまう

    さて
    イスラエルに住み着いた人々は
    共産圏であった東欧出身のシオニストに始まり
    イシュヴと名付けたようだ
    その特徴は島国根性的民族主義と宗教的価値観と
    社会主義的全体国家主義に依存していたようだ
    対立して暴力・軍事あるいは経済で権利を勝ち取る競争原理を好む
    イスラエル国家を作るにはパレスチナ人を上回る
    ユダヤ人の入植を必要とするためにドイツからに移民を増やそうと
    やっきになる一方で財産と労働力を求め
    しかも軽蔑してイェッケと呼び
    口汚く揶揄し差別心丸出しだったらしい
    今に至るの西欧出身者
    特にホロコーストからの肩身は狭く蔑視されているようだ

    東欧ユダヤに対してドイツ人を多く抱える西欧のユダヤ人の多くは
    イスラエルに入植することに二の足を踏む者が多かったという
    その理由は英米における政治的判断から
    パレスチナの地にイスラエル国家が強引に作られたわけで
    建前がどうあれその本質は占拠強奪でしかないという事と
    住処と民族意識や選民思想の問題を十把一絡げにして
    国家建設に集約することへの疑問なのだろう
    彼らの特徴は東欧ユダヤシオニストと真逆であって
    開放性と普遍的なヒューマニズムを元にして
    自由な世俗的価値観による個人主義及びリベラルな考え方である
    法と秩序・妥協和解平和・を基調に
    技術・芸術・専門的資格で暮らしを立て
    寛容と我慢と謙虚さを大事にしながら
    相手との適正な距離感を持つことのようだ

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:227.9//Se16

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