こうしてテレビは始まった: 占領・冷戦・再軍備のはざまで

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623067725

感想・レビュー・書評

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  • 印象が薄かった

  • テレビ放送は世界をまたにかけた巨大な技術インフラ産業でもある。日本のNTSC方式全国放送はなぜその形になったのか、産業/軍事/国際政治の観点から考えるという画期的な研究書。丹念な調査研究がすばらしい。

  • 帯文:”メディアの巨人たちの知られざる暗闘” ”メディア史であり、日米交流史でもあるテレビの歴史を通じて、テレビ元年生まれの著者が、「テレビとは何か」に迫る。”

    目次:プロローグ ファイスナーとハウギー、第一章 「ラジオの父」と「トーキーの父」からテレビは始まった、第二章 テレビ導入を望んだ「放送法の父」と「民間放送の父」、第三章 「テレビの父」の戦前と戦後、第四章 「ニュース解説の父」と「VOAの父」の登場、第五章 「テレビの父」が「ラジオの父」を押しのけた、第六章 「テレビの父たち」の密約の崩壊、第七章 「プロパガンダ放送の父たち」と「海上自衛隊の父」、第八章 「テレビの父たち」のバトルロワイヤル、第九章 日本テレビの誕生とマイクロ波通信網の流産、エピローグ 忘れ去られた「テレビの父たち」、追補 かくてテレビは台湾にもたらされた……他

  • 先に、「日本テレビとCIA」を読むのがいいかと。
    映像のあるニュースを優先的に扱うようになる旨の記述がありました。現在でも、いろいろと暗躍があるのでしょうね。

  • テレビ放送が始まって60年。昨今「もうテレビの時代は終わった」と言われることも多くなった。であればこそ、そのはじまりを振り返ってみることは、現在をよりよく知るうえでも大いに意味があることだろう。
     本書では、日米の一次資料をもとに、テレビのはじまりの歴史的事実を明らかにする。メディア史であり、日米交流史でもあるテレビの歴史を通じて、テレビ元年生まれの著者が、「テレビとは何か」に迫る。
    〔ここがポイント〕
    *著名で、定評のある著者による読み応え十分の1冊。
    *日米の一次資料に基づく分析。

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著者プロフィール

有馬哲夫(ありまてつお)
1953(昭和28)年生まれ。早稲田大学社会科学部・大学院社会科学研究科教授(公文書研究)。早稲田大学第一文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。2016年オックスフォード大学客員教授。著書に『歴史問題の正解』『原爆 私たちは何も知らなかった』『こうして歴史問題は捏造される』『日本人はなぜ自虐的になったのか』(全て新潮新書)、『NHK解体新書』(ワック新書)など。

「2021年 『一次資料で正す現代史のフェイク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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