まちづくりの哲学:都市計画が語らなかった「場所」と「世界」

  • ミネルヴァ書房
4.17
  • (3)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 98
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623075904

作品紹介・あらすじ

まちづくりを問うことは、私たちがなぜ生きているかを問うことだ。なぜなら、まちは「世界は生きるに値するか?」という問いの参照先だからだ。
私たちは幸福になれないことが約束されているにもかかわらず、なぜ明日もう一日生きてみようと考えるのか?私たちはただ一つの生きる動機付けである希望をまちから与えられることでかろうじて生きていける。まちづくりとは、その希望を場所に刻印することなのだ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • SDGs|目標11 住み続けられる まちづくりを|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/66740

  • 《この本を選んだ理由/おすすめコメント》
    災害などが起きた街以外でも"復興"しなければならない街は沢山ある。まちの活性化が求められる現代、この本から学べる事は多い。
    (経済学部)

  • まちづくりは文化を形成するものなんですね。
    代官山が最初しかでてこないのが残念です。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1933年東京生まれ、福岡育ち。東京大学教養学科アメリカ科卒。日本大学理工学部建築学科卒後、1960年建設省(当時)入省。住宅行政、建築基準行政、都市計画行政の政策立案と法案作成に従事。ペンシルヴァニア大学大学院で都市計画を学ぶなど、多くの国際経験を経る。1985年建設省住宅局住宅建設課長で退官。その間茨城県で住宅行政、都市計画行政の現場を経験。1989年(株)蓑原計画事務所設立、広範な分野でのコンサルタント業務に従事、今日に至る。2004年日本都市計画学会石川賞受賞。主著に『街づくりの変革』『成熟のための都市再生』。共著に『街は、要る!』『自然講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』(いずれも学芸出版社)、『建築家 大髙正人の仕事』(エクスナレッジ)『まちづくりの哲学』(宮台真司との共著・ミネルヴァ書房)など多数。

「2017年 『「間にある都市」の思想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

蓑原敬の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×