はい。赤ちゃん相談室、田尻です。:こうのとりのゆりかご・24時間SOS赤ちゃん電話相談室の現場 (シリーズ・福祉と医療の現場から)

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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本棚登録 : 58
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623078127

感想・レビュー・書評

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  • ブクログで紹介がされていて、興味があるので手に取ってみた。

    「こうのとりのゆりかご」という名前よりも、「赤ちゃんポスト」の方がピンと来る方が多いのではないだろうか。

    でも、自分は、「赤ちゃんポスト」という名前に違和感を感じる。
    ポストというと、簡単なイメージがあるからかもしれない。
    ここに預けるお母さんがどんな葛藤を抱えて預けたり、相談をしたりしているか?を考えると、「ポスト」という言葉は無機質すぎると思うのだ。

    設置当初、マスコミでは、捨て子的なネガティブなイメージの報道が先行していた気がする。
    この本にも記載されていた第一号のお子さんの母親を犯人かのように扱ったマスコミ。
    マスコミの方向性に怒りを感じた部分だ。

    現在は、どうなっているのかな?と調べてみたら、2018年は、7人が預けられたと知った。
    7人もの子供の命を救ったことになる。

    現代は、児童虐待が増えてきていると言われる。
    他人からは見えない暴力。
    虐待をされる子供を守り、虐待をしてしまう追い詰められた親を救う手立てとして、相談窓口が充実すれば良いのに。。と、切に思う。

著者プロフィール

2017年4月現在 全国妊娠SOSネットワーク理事

「2017年 『「赤ちゃんポスト」は、それでも必要です。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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