一〇〇人の息子がほしい: インドの女の物語

  • 未来社
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624501020

作品紹介・あらすじ

ダウリ(高額の花嫁持参金)やサティー(殉死)、パルダの風習に生きる女、あるいは芸術・政治・女性運動に燃える女に直に接し、その生な感じ方を伝えた記録

目次

日本語版への序文
謝辞
第一章 インドへ
第二章 結婚が先、愛情は後から 教育を受けてもお見合い結婚
第三章 炎 ある花嫁殺し、そしてサティー
第四章 ベールの陰に カジュロン村の女
第五章 ノーモア・リトル・ガール 女の子の間引きと生み分け中絶
第六章 平等を求めて インドの女性運動
第七章 「インディラはインド、インドはインディラ」 ガンディー夫人の遺産
第八章 レーカ、ディンプル、シュリーデイヴィー ボンベイのビッグスリーと仲間の女優
第九章 革命的な詩人たち カルカッタの三女性
第十章 社会進出を目指して 専門職の女性と家庭の主婦
第十一章 「小さな家族は幸せ家族」 人口抑制が教えるもの
第十二章 帰国
訳者あとがき
索引/訳者参考文献

感想・レビュー・書評

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  • 三葛館一般 367.2||BU

    アメリカ人によるインド女性の生きざまを描いた本。
    ダウリ(高額の花嫁持参金)やサティー(殉死)、パルダの風習、あるいは芸術、政治、女性運動に身を置く女性、日本人には想像できないような母の姿に衝撃を受けます。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=31839

  • インドでは女子の誕生を災難とみなす。
    早くも14歳くらいで子供を生み始める。
    中流階級のインド人にとって愛とは家族への長期にわたる義務と献身であり、多大な忍耐と時間を必要とする。
    サティなんてまだインドにあるのか?毎年夥しい数の女性がコンロ事故で死んでいる。
    インド憲法はカーストを禁止していないが、カーストによる差別は禁じている。
    早く男女平等社会が実現してもらいたい。
    女性の識字率は男性の半分。
    インディラの立身と波乱に富んだ治世は現代インドの大矛盾のひとつ。
    インド憲法は女性の基本的人権を認めている。
    現代インド最高の政治一家に生まれたインディラ自身はとりたてて女性のハンディを感じたことはない。彼女は女性政治家の模範にはならなかった。

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