- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784627917217
作品紹介・あらすじ
本書は制御工学を初めて学ぶ者に対して著者の教育経験に基づいて学習しやすい章立てで構成されている。説明図やシミュレーション結果を多用し、具体的な例題、演習問題でもって理解を深めるようにした。各章にMATLAB/Simulinkを利用した例題、演習問題を示し、制御工学の効率的な学習をもはかっている。
感想・レビュー・書評
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試して習得できる。
大学の「フィードバック制御」「線形システム制御」の参考書として購入。全ての項目について逐一、シュミレーション方法を丁寧に示しており「環境開発工学専門実験」の参考書としても有用である。
手を動かして学べ、(少くともシュミレーター上で)実際に制御ができるようになる。非線形系プラントの制御応答解析にも言及する。
具体的な系を試行できる一方で、一般的な特性の要点を簡潔にまとめている。太枠で囲い見やすく工夫しており、要点を理解しやすく期末テスト対策にも役立って良い。
ただ数値計算に比重を置いている分、数式が表す系が現実にはどういうものに相当するのか、制御器の実現方法はどうするのかが不明である。
目次
1.はじめに
2.動的システムのモデル
3.伝達関数の過渡特性と定常特性
4.s領域での制御系解析・設計
5.s領域での制御系設計(PID制御)
6.伝達関数の周波数特性
7.周波数領域での制御系解析・設計
8.さらに制御工学を学ぶ人のために
9.MATLABの基本的な操作
10.Simulinkの基本的な操作
11.LATEXやワープロでの図の取り込み -
「技術&情報科学」分野第7位