レンズが撮らえた幕末の日本

  • 山川出版社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634150157

感想・レビュー・書評

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  • 収録されている写真には史料としてのとんでもない価値があると思う。

  • 幕末の日本 憂国の志士と海外渡航者~幕末を記録した写真・国を憂う群像たち・戊辰戦争・異国での記録~厭きないような工夫はあるが,退屈になるものも。同じ人物が同じ写真で別項目中で紹介されていたり・・・というのは外国使節に多く見られる。着物の下にシャツを着たり,その上で蝶ネクタイをしていたり,着物にハーフブーツという坂本龍馬が特別ということはないようだ。多くの人が椅子に深く腰掛け,背もたれに身を預けているため,だらしなく写っている。浅く腰掛けて背筋を伸ばせば良いのに・・・正座が一番良い。町の風景や雑多な人々の写真は明治中期のものが多くて残念。幕臣であっても維新後重用されている人が多いのにちょっと驚く

  • 幕末の動乱期、日本人は写真撮影に成功した。
    国を憂い奔走する武士の姿、生死を賭けて海外へ
    渡航した人々。
    宿場町と街道、城と城下町などさまざまな幕末の
    情景を貴重な写真で記録した。

    本書をみると幕末に数多くの写真が撮影されてい
    たことがわかる。江戸の人たちの息づかいが聞こ
    えてくるような迫力がある。
    また、英仏露米へ多くの留学生や、使節が派遣さ
    れていたことがわかる。本書は解説が充実してい
    ることも嬉しいが、索引が無いのが難点ではある。

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著者プロフィール

1962年、信州『たのめの里』(長野県塩尻市・辰野町)生まれ。1985年青山学院大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。2001年博士(歴史学)。明海大学教授等を経て現在東洋大学文学部教授。
著書『予告されていたペリー来航と幕末情報戦争』(洋泉社新書y、2006年)、『江戸無血開城―本当の功労者は誰か?』(歴史文化ライブラリー、吉川弘文館、2018年)、『ロシア海軍少尉《ゴローウニン事件》ムールの苦悩』(右文書院、2021年、共著)、『見る・知る・考える 明治日本の産業革命遺産』(勉誠社、2022年)、『「文明開化」と江戸の残像』(ミネルヴァ書房、2022年、編著)、『江戸無血開城の史料学』(吉川弘文館、2022年、編著)など。

「2023年 『信州から考える世界史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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