オスマン帝国の時代 (世界史リブレット)

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著者 : 林佳世子
  • 山川出版社 (1997年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634341906

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オスマン帝国の時代 (世界史リブレット)の感想・レビュー・書評

  • オスマン500年の通史。

  • ・オスマンは、日本で言うと鎌倉時代から大正時代まで続いた帝国である。
    ・その最大の理由は、イスラム国家でありながらキリスト教徒をも包みこむ社会構造をあえて容認したことにある。
    ・したがって、現在のトルコ共和国もイスラム教国としては異例の政教分離、一夫一婦制を採っている。

  • ●構成
    オスマン帝国史の課題
    オスマン帝国を生んだ世界
    オスマン帝国史の展開
    軍事制度と徴税システム
    中央官僚制度
    オスマン帝国下の社会
    分権化の時代へ
    --
     最盛期にはバルカン半島、小アジア、エジプト、地中海南岸(北アフリカ)という広大な地域を支配し、イスラム国家としてキリスト教西洋世界と戦い続けたオスマン帝国。その長い歴史の割には、オスマン帝国史は明らかにされていない部分が多い。しかしオスマン官僚たちは膨大な記録を残しており、これらを紐解くことで詳細な研究がなされ始めている。
     本書は、オスマン帝国について何もしらない読者のための、政治・軍事・徴税などの、初学的なオスマン帝国史である。14世紀初頭のオスマン国家誕生から版図の拡大、最盛期を経て20世紀初頭の滅亡に到るまでの長期間にわたって、特に重要な皇帝の業績や史実などにポイントを置いて概説している。その分詳細な掘り下げはなされていないため、個々のトピック、とりわけ文化面での歴史や外部世界との交流に関しての言及は少ないといえる。
     オスマン帝国は、一般にはイスラム教徒の国であり、キリスト教国家とは敵対すると見做されがちであった。しかし実際には、オスマンは決して単一宗教国家ではなく、国民の中にはギリシャ正教徒、アルメニア正教徒、ユダヤ教徒なども容認され、実際に相当数の非イスラム教徒が存在した他宗教・多民族国家であった。また西洋世界と隔絶しているわけでもなく、実際にイスタンブールではヴェネツィアやジェノヴァなどの西洋国家の商人たちも商業活動を
    営んでいた。本書はこうした基本的な知識を得る足掛かりとして読みやすい本(冊子)である。
    --
    【大学図書館】

  • この本を読んだのがだいぶ前なので正当な評価はできないかもしれませんが、オスマン帝国が最も輝いていた17世紀末くらいまでのオスマン帝国の諸制度について解説しています。この本でメフメト2世やセリム1世、スレイマン大帝のそれぞれの事績や、ティマール制やマムルークなどの諸制度についてだいぶ頭の中で整理することができました。しかし、私の読解力不足が主な原因でしょうが、この本に貫く一本の軸が見えず、単調な内容だったような気がします著者の林佳世子先生は講談社の『興亡の世界史』シリーズの「オスマン帝国500年の平和」も書かれてますので、いずれそちらを拝読したいと思います。

  • 前近代のオスマン帝国の制度、社会について詳述。

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オスマン帝国の時代 (世界史リブレット)の作品紹介

本書は、オスマン帝国の構造とその変化を軸に、近代にいたる歴史をたどっている。

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