日本人のアジア認識 (世界史リブレット)

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著者 : 並木頼寿
  • 山川出版社 (2008年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (83ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634346604

日本人のアジア認識 (世界史リブレット)の感想・レビュー・書評

  • ▶ | [読書管見]飯尾秀幸『中国史
    幕末からアジア・太平洋戦争終結までにおける日本人のアジア認識の変遷を簡便に紹介した一冊。現在の底が浅い反中・嫌中論は本書で述べられている「近代的価値観」の残滓。こういうの、ちゃんと読め。

    「靖国参拝」の問題は、日本人のなかに、日本人独自の方法で歴史を追憶したいという考え方が根強く存在していることを示している。しかし、近代日本の歴史は、とりわけ二十世紀の歴史は、日本とその近隣諸地域との関係なしには存在しえないものであった。しかもその関係は、現在にいたっても、近隣諸地域の側からは、日本の禍害と自らの被害というかたちで記憶される関係であり、このことを閑却して歴史を追憶することはありえない事柄なのである。(p.75)

  • アジア(中国)に対する劣等感、近代化による脱亜入欧・アジア蔑視、近代化を遂げた中国への恐怖、アジアのリーダーとしての日本・興亜主義、そして大東亜共栄圏へ・・・。
    それらがない混ぜになったのが日本のアジア認識だ。恐ろしいことに、これは時折現代でもよく目にするアジア観でもある。こうしたアジア認識は近代化を始めたここ150年位で気づかれたものであって、それ以前はどうだったのか。国際的な政治力学が19世紀以前のアジアの様に戻りつつある今、この明治以来のアジア認識は桎梏となるのだろうか、あるいは・・・。

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日本人のアジア認識 (世界史リブレット)の作品紹介

日本はアジア大陸の東方の海上にあって、歴史上大陸の政治の動きから直接に影響を受けることは多くありませんでした。それだけ、独自の歴史を歩む余裕があったといってもよいでしょう。しかし、近代になると、日本の進路は大陸と切っても切れなくなります。日本はアジア地域に、さまざまなかたちで影響力を拡大しようと試みました。アジアの側から歓迎されない場合も多かったようです。近代の日本とアジアの関係をもう一度考えてみたいと思います。

日本人のアジア認識 (世界史リブレット)はこんな本です

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