古代ギリシアの思想家たち: 知の伝統と闘争 (世界史リブレット人 6)
- 山川出版社 (2014年8月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (103ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634350069
作品紹介・あらすじ
古代ギリシアの思想家たちは何を残したのだろうか。哲学思想にかぎらず、さまざまなところにあらわれる思想はまちがいなく彼らの残した大きな遺産である。さらに思考することの大事さと楽しみも、彼らは伝え残している。この書で、彼らの思想の中味がどのようなものであったかを語るとともに、どのような状況下で思想がつくられたかを考えた。アンティフォンとソクラテスを生んだアテナイの知の状況と、ソクラテス的思考が長く残ったゆえんが示されよう。
感想・レビュー・書評
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古代ギリシアの思想家の歴史のなか、特にアンティフォンとソクラテスについて。ソフィストの祖ともいえるアンティフォンも、真実を求める姿勢はアテナイの発展に貢献するためであるにもかかわらず権力者の憎むところとなったソクラテスも、ともに刑死するという最期だったのが悔やまれる。
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「知の闘争」というテーマがなかなかに面白かった。哲学者だって己の地位のために他人を蹴落とすこともあるのだ、にんげんだもの。ただギリシア詩はよくわからないので、そこは苦痛だったけども……。ページ数等々の関係か小ぶりな印象だけど、まあまとまってたんじゃないでしょうか。
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