病と癒しの文化史―東南アジアの医療と世界観 (historia)

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著者 : 大木昌
  • 山川出版社 (2002年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634490802

病と癒しの文化史―東南アジアの医療と世界観 (historia)の感想・レビュー・書評

  • *15世紀から17世紀よーろぱ人が危険を冒して大西洋,インド洋を渡って東南アジアにわたってきたのは,健康と命を守り,生命力を高めてくれると信じていた熱帯産品を手に入れるためだったと考えられる.
    * インドのアーユルヴェーダ,イスラムのアラブイスラム医学(ユーナニ医学),中国の漢方医学
    * インドネシア,特にジャワではガラス瓶や魔法瓶に入った液状の伝統薬(ジャムー)を売る光景を目にする
    * 呪術医(ドゥクン)が調合するものではない.一種の健康飲料
    * ヒンドゥー文化を受け入れる時,病に対する処方薬を求め,インド医学が入ってきた.
    * ジャワ年代記には誰も直せなかった娘の病を治してくれたイスラム聖者を王がその娘と結婚させたとの話が登場する
    * インドネシアに中国の医療や宗教は影響を与えなかったのは事実.なぜなのかは研究課題である
    * インドネシアは17世紀末オランダ東インド会社の支配下,1811年から1816年はイギリスが統治し,またオランダの植民地になった
    * 種痘を受けさせるため,王族などを説得してまず受けさせたりした
    * マラリアが流行した際,ヨーロッパ人医師はキニーネ(解熱剤)を無料で配布し,それによって住民が西洋医学の医院を訪れた
    * ドクトルジャワとは植民地政府が1851年に設立した原住民医学校.西欧医学の教育を受けた現地人医師
    * コレラはオランダ人の支配者が慣習に反する変化を起こし,社会に不調和をもたらしたため生じた,と解釈.意味論的に解釈していた.
    * 胃カメラや心電図,レントゲンなどの検査を受けていると,自分があたかも修理工場に送られた機会になった気分になる.人間の身体感覚や感情といったものから離れていっている.

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