世界遺産と歴史学 (史学会シンポジウム叢書)

制作 : 佐藤 信 
  • 山川出版社
3.33
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 9
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634523517

作品紹介・あらすじ

本書は、二〇〇四年(平成十六)十一月十三日に開かれた史学会大会の日本史・東洋史・西洋史にわたる公開シンポジウム「世界遺産と歴史学」をもとにして、当日の報告・コメントだけでなく、「世界遺産と歴史学」をより立体的に考える上で必要と思われるテーマについての論考をも寄せていただいて編集した、史学会シンポジウム叢書の一編である。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 世界遺産というと文化財保護や遺産マネージメント、観光開発といったジャンルで語られることが多いけど、
    この本は史学的アプローチで遺産を捉えていて、
    歴史をやる者としては非常におもしろかった。
    特に、遺産を理念として捉える見方に感激!
    そう見ると確かに色々な問題を内包していることが分かって、
    興味深い。
    普遍性の問題、遺産の序列化、欧米中心主義…
    遺産を通して国際問題を考える。
    これって実はすごくおもしろいかもしれない。
    そう思わせてくれた一冊。

全2件中 1 - 2件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×