武家奉公人と労働社会 (日本史リブレット 45)

著者 :
  • 山川出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634544505

作品紹介・あらすじ

身分によって成り立つ近世社会には、家や集団から疎外された人たちもたくさんいた。そのなかに労働力販売で日々の糧を得る者があった。かれらには自身の肉体以外に共同で守るべき所有対象はないし、その労働もだれにでも代替できるものだった。社会の構成原理からは異質な存在ではあったが、それでも当時の社会はかれらの労働を必要とし、むしろそれに依存するものともいえた。その最たるものが武士がかかえた武家奉公人なのである。そのあり方をとおして、近世における労働社会のありようにいささかなりとも迫ってみたい。

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著者プロフィール

山口大学教授

「2020年 『全体史へ-山口啓二の仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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