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- Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634547117
作品紹介・あらすじ
アジア太平洋戦争は、日本が初めて推進する総力戦であった。総力戦とは、国家の総力(軍事力・経済力・精神力)をあげた戦争のことである。経済力については、軍需生産を拡大させることを目的に、徹底した統制経済が推し進められた。しかし、これまでの研究では、統制経済の重要な一環をなす労働の統制、すなわち国家による労働力動員政策については、ほとんど顧みられることはなかった。また、朝鮮人・中国人強制連行については、戦時期の歴史上の一齣(ひとこま)としてとらえられてきたように思われる。こうした状況をふまえて、戦時期の労働統制政策について、労働力動員政策と強制連行政策を中心に検討する。