労働力動員と強制連行 (日本史リブレット 99)

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  • Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634547117

作品紹介・あらすじ

アジア太平洋戦争は、日本が初めて推進する総力戦であった。総力戦とは、国家の総力(軍事力・経済力・精神力)をあげた戦争のことである。経済力については、軍需生産を拡大させることを目的に、徹底した統制経済が推し進められた。しかし、これまでの研究では、統制経済の重要な一環をなす労働の統制、すなわち国家による労働力動員政策については、ほとんど顧みられることはなかった。また、朝鮮人・中国人強制連行については、戦時期の歴史上の一齣(ひとこま)としてとらえられてきたように思われる。こうした状況をふまえて、戦時期の労働統制政策について、労働力動員政策と強制連行政策を中心に検討する。

著者プロフィール

1948年、山口県に生まれる。1978年、一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、一橋大学名誉教授、経済学博士(一橋大学) ※2020年12月現在
【主要編著書】『近代日本労資関係史の研究』(東京大学出版会、1988年)、『経営と労働の明治維新』(吉川弘文館、2004年)、『近代日本労働史』(有斐閣、2007年)、『近代日本の労務供給請負業』(ミネルヴァ書房、2015年)

「2020年 『日本の近代化と民衆意識の変容』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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