- Amazon.co.jp ・本 (87ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634548701
感想・レビュー・書評
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シンプルに纏めてあって非常に分かりやすい。初心者でも読める木戸本がようやく…!
ただ某所で書かれていた通り、脱退騒動辺りだけ妙に論調が違いますね。もう少し正確な資料の引用と、客観的な記述をお願いしたい。
一坂先生は末尾に参考資料として「木戸孝允文書」を挙げてらっしゃいますが、このような前後の文脈に沿わない、筆者の意見によって強引にねじ曲げた恣意的な引用には、史実に基づき「木戸孝允」と銘打っておきながら、初歩中の初歩である「一次資料に当たること」をしていないのではないかと思わされます。
それはともかく一坂先生、河上彦斎抹殺説(笑)のソースまじ希望。
小説ではないこういった紹介本に、確実性の低い情報を載せる意味がわかりません。
全体的には良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本史リブレットの『木戸孝允』。
著者は幕末の長州藩関係の本をよく書かれている(ように私は思っている)一坂さんでした。
木戸さんの本はなかなかいいものがなくて困っていたところ、リブレットで出てきたのはとても嬉しかったです。
しかし、個人的に幕末<明治の人間であるので、内容の比率が幕末が圧倒的に多くて、明治が少なすぎる感が否めませんでした…まあ、木戸さんが一番活躍したのは明治よりも幕末ですからね………
全体的によく纏まっていると思います、私は好きです。
脱退騒動のあたりが云々という話を某所で聞いたのですが、私はそこのところ詳しくないのでなんとも…^^;
彦斎のところは…なんだろう、一般受けを狙っているのかな…出典がないし、信憑性も低くて「あれ?」って感じでしたが…
個人的には、幕末の官賊の入れ替わりの激しさに閉口でした。
これは…戊辰戦争を否が応でも進めた意味がなんとなくわかります……… -
新着図書コーナー展示は、2週間です。
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