木戸孝允: 「勤王の志士」の本音と建前 (日本史リブレット人 70)

著者 :
  • 山川出版社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (87ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634548701

感想・レビュー・書評

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  •  日本史リブレットの『木戸孝允』。
     著者は幕末の長州藩関係の本をよく書かれている(ように私は思っている)一坂さんでした。

     木戸さんの本はなかなかいいものがなくて困っていたところ、リブレットで出てきたのはとても嬉しかったです。
     しかし、個人的に幕末<明治の人間であるので、内容の比率が幕末が圧倒的に多くて、明治が少なすぎる感が否めませんでした…まあ、木戸さんが一番活躍したのは明治よりも幕末ですからね………
     全体的によく纏まっていると思います、私は好きです。
     脱退騒動のあたりが云々という話を某所で聞いたのですが、私はそこのところ詳しくないのでなんとも…^^;
     彦斎のところは…なんだろう、一般受けを狙っているのかな…出典がないし、信憑性も低くて「あれ?」って感じでしたが…

     個人的には、幕末の官賊の入れ替わりの激しさに閉口でした。
     これは…戊辰戦争を否が応でも進めた意味がなんとなくわかります………

著者プロフィール

一坂太郎

萩市立博物館高杉晋作資料室室長。1966年兵庫県芦屋市生。大正大学文学部史学科卒業。歴史研究家。著書『幕末歴史散歩 東京篇』『同 京阪神篇』(以上中公新書)、『高杉晋作』(文春新書)、『坂本龍馬を歩く』『高杉晋作を歩く』(以上山と渓谷社)、『司馬遼太郎が描かなかった幕末』(集英社新書)、『わが夫坂本龍馬』(朝日新書)ほか多数。

「2020年 『暗殺の幕末維新史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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