もういちど読む山川倫理

  • 311人登録
  • 3.80評価
    • (15)
    • (15)
    • (22)
    • (2)
    • (0)
  • 27レビュー
制作 : 小寺 聡 
  • 山川出版社 (2011年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634590717

もういちど読む山川倫理の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784634590717

  • 実は倫理は習っていなかったワタシ。しかし本読んでると哲学者の名前出るんで、さらっておこうくらいのつもりが3ヶ月かけてました。倫理という名目だからいいのかもしれないですけど、道徳的規範に反することはダメっていう前提で話が進むのはどうなんでしょう?「なんでダメなの?」て問題の根源を追究する方が、学生さんてのは食いつきがいいんじゃないかという気がしますね。あとは地理を習ってないんでそれも手にしておきたい。地名と歴史が結びつくと、これまた読書の際に一助となりそうですし。

  • 20141213読了。
    昔から今に至るまで、その当時や今の時代まで影響を与えてきた様々な考え方が紹介されている。
    その考えを提唱した人物がどんなであったか、どんな思想であったか、ということがさらりと書いてあるため、概要や変遷を知るにはわかりやすい。
    もっと詳しく、様々な側面から追求したいのであれば、他の文献を当たったほうがいい。

  • 哲学の大きな流れ側わかる。

    学生のときには難しく感じたはず内容が、今では記述があっさりしすぎと感じた。

  • 古今東西の思想の要点が簡潔に書かれた本。

    西洋哲学を勉強するために木田元先生の本を読んだが、
    そう言えば存在論の話が中心で倫理に触れていなかったなあ
    と、思ってこの本のことを思い出してもういちどでは無いが読んでみた。

    これ一冊でソクラテスもイエスも孔子も仏陀も
    イスラム教も大乗仏教もスコラ哲学も朱子学も陽明学も近代哲学も
    実存主義も構造主義もポスト構造主義もどんな思想なのかは分かる。
    木田元先生にスルーされたストア派もきっちり押さえてある。
    わ、分かりやすい・・・最初にこれを読むべきだった。

  • おそらくシュヴァイツァー[p163]と和辻哲郎[p246]に中心があり、そのバイアスですべてが記述されるのが倫理

    たとえば、ドゥルーズとガタリの解釈などをみるとあきらか。「プラトー」が「高み」や「無限の高揚」などとされたり、「あらゆる抑圧からの人間の開放を主張し」たなどとされている。仮に間違っていなくても(間違っている)、あまりに一面的すぎて気持ちが悪い。


    柔らかい(特に強い主張がない)ので反発が少ないから、単純に知識としては受け入れてしまいやすいのではないか?学問的、客観的、ニュートラルというよりは、ただ単に強い主張がないだけの分野では?強い主張同士が互いに打ち消しあっているような。

    リオタールの大きな物語から小さな物語同士の共存[p183]へという手法であるような。

    いずれにしても、「倫理」というバイアスには注意してこの分野には接する必要がある。

  • ○この本を一言で表すと?
     世界のいろいろな「倫理」に関することを集めたダイジェスト本


    ○この本を読んでよかった点
    ・倫理や哲学に関することをすべて網羅しているわけではないと思いますが、主要なところは網羅されているようで、自分の知らなかった考え方をいろいろ知ることができて良かったです。

    ・今までに読んできた本がそのまま載っているケースはそれほどなかったですが、読んだ本の中でも内容に触れていたことがいろいろでてきてその繋がりが面白いなと思いました。(サンデルの「これから正義の話をしよう」で書かれていたカントやロールズ、ショウペンハウエルの「読書について」でしょっちゅう批判されていたヘーゲルなど)

    ・有名だけど自分のなかでは曖昧だった「ソクラテス⇒プラトン⇒アリストテレス」の流れがスッキリしたように思います。(P.22~37)

    ・「ストイック」の語源のストア派が何かをなんとなく理解できたような気がします。(P.38,39)

    ・孟子が「性善説」、荀子が「性悪説」を唱えているせいか全く逆の方向だと誤解されることのある二人が実は同じ流れを汲んでいることが整理されていてよかったなと思います。(P.45~49)

    ・仏教の流れがよく整理されていて分かりやすいなと思いました。(P.72~81)

    ・ルターもカルヴァンと同じように職業について神から与えられたものと伝えていたのは初めて知りました。(カルヴァン派の特徴だと思っていました。)(P.89)

    ・よく聞くけれどもあまり理解していない「弁証法」について分かりやすく書かれていました。「正⇒反⇒合」のプロセスは「7つの習慣」のコヴィー氏の言う第3案の考え方に近いなと思いました。(コヴィー氏が参考にしたのかもしれませんが)(P.121~124)

    ・16歳で亡くなったアンネ=フランクの考え方や信念はすごいなと思いました。(P.165,166)

    ・聖徳太子の十七条憲法で「和をもって貴しとなす」はよく聞きますが、「ともに凡夫のみ」やその不完全性ゆえに対話しろという意味などは初めて知りました。(P.193,194)

    ・鎌倉六仏教がそれぞれ詳しく説明されていてよかったです。(P.199~207)

    ・いろいろな本で出てくる荻生徂徠の実績の概要を知れたのは良かったなと思いました。赤穂浪士を罰し、親不孝者を許す、その基準としての為政者の考え方は良い悪いはともかくなるほどと思いました。(P.215~217)

    ・司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」で出てきた正岡子規の知り合いの徳富蘇峰や親戚の陸羯南の話が出てきて面白いなと思いました。(P.233)

    ・南方熊楠が環境保護活動をしていたとは初めて知りました。この人物は、海外でサーカス団に入って金を稼いだりしたかなり破天荒な人物だったそうです。(P.249)

    ・「きけわだつみのこえ」の死を前にした若者の人間愛の考え方はすごいなと思いました。(P.253)

    ・科学技術と生命倫理の関係は難しい話だと思いました。高校でこの授業をしたときにどういった内容を話すのか、高校生同士がどのように考え、発言するのか聞いてみたいなと思いました。(P.257~263)


    ○つっこみどころ、その他考えたこと
    ・デカルトについて、「方法序説」で「動物は精神を持たず考える事も苦痛を感じる事もないため、動物に対してどんなにひどい扱いをしようが間違いであることはあり得ない」と主張して実際に数万体は殺したという話も聞いたことがありますが、そういった倫理や哲学を述べた人の負の側面(またはそうとらえられそうな側面)には触れないところが教科書的だなと思いました。

    ・P.67のアウグスティヌスの眼力がすごいなと思いました。


    ○わからなかったこと
    ・実存主義がいまいちどういうことなのか掴みづらかったです。(P.146~159)

  • 古今東西、バランス良くかつ幅広く様々な考えを学べます。

  • 自分が受験生の時に使っていた、
    山川の正規の教科書よりも、
    大人向けの書き直しであるせいか、
    それとも指導要領が変わったのだろうか、
    とにかく情報量が増えた印象がある。

    そして、日本、東洋、西洋の諸思想をこれだけ
    一冊にまとめた本もそうそうないと思われるので、
    お勧めしないわけにはいかない。

全27件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヴィクトール・E...
村上 春樹
ロバート キヨサ...
デール カーネギ...
シーナ・アイエン...
三浦 しをん
村上 春樹
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする