新編・白い蜘蛛 (yama‐kei classics) (yama-kei classics)

  • 山と溪谷社
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  • Amazon.co.jp ・本 (525ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635047104

感想・レビュー・書評

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  • 1938年7月、「死の壁」と呼ばれたアイガー北壁の初登攀に成功したハインリッヒ・ハラーは、自らの詳細な登攀記録とともにアイガーの登攀史をまとめ、北壁の象徴である「白い蜘蛛」を表題とした1冊の本を上梓した。
    本書は初登60周年を記念して出版された『白い蜘蛛』の増補改訂版。初登攀から今日までのアイガーの歴史。

    この本におけるアイガー北壁の歴史の大半は、遭難と救助の歴史。
    アイガー北壁の登攀の歴史が淡々とかつ分かりやすく描かれており、
    そこに、初登攀の偉業をなした著者の驕りは全くなく、
    山や自然やすべての登山家に対する敬虔な思いが伝わってくる。
    一つの定点にいて、その歴史を俯瞰して見ているような感じがした。

著者プロフィール

1912年オーストリア生まれ。登山家、探検家。1938年に登攀が絶望視されていたアイガー北壁の初登攀に成功し、アルプス登山史上に不朽の名を刻むなど、世界各地の秘境探検の基礎を築いた。

「2022年 『石器時代への旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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