ウルトラライトハイキング

著者 :
  • 山と渓谷社
3.65
  • (11)
  • (36)
  • (33)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 258
感想 : 40
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635150248

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いまでは山歩きを実践する手段として外せない存在となっている「ULハイキング」の実用書。

    本書は世界の「ロングトレイル」という存在を知ってから読むべき実用書である。ロングトレイルの存在を知らないと、軽い荷物だと楽に距離を稼げて楽しい山歩きができる、という認識で終わってしまう。しかしULのルーツは何といっても何百~何千キロと続くロングトレイルの存在あってのもので、それを知ってることで記事の内容の取り方はずいぶん変わってくると思う。

    ジョン・ミューアトレイル、アバラチアントレイル、etc...、世界中に存在する素晴らしきたくさんのトレイル...、夢広がります。

  • 何日もかけて長距離を歩くロングトレイルから生まれた「ウルトラライトハイキング」というスタイル。その概念や、荷物をシンプルに軽くするためのコツなどが説明されている。私はテントや寝袋持参のハイキングはやらないと思うけど、熊野古道とか四国遍路とか、長距離を何日もかけて歩く旅には興味があるので読んでみた。参考になることもあった。たぶん初心者向けの本。

  • 荷物が軽い方が体力が続いて良いかも。

  • 思想は憧れるが、あんまり理詰めにやるとおもしろくなさそうに感じるが、どうなんだろう。やってみないとわからんが、相当な長期休暇がとれないと…。

  • 自然に溶け込むために出掛けて行く際は、重装備で何不足ない生活を持ち込もうとせず、背負う荷物を軽く、食事や就寝の痕跡を残さぬよう心がけ出来る限り長距離を移動することを楽しむべきではないか。そのための装備の考え方の本でした。ハイカーでなくとも、拠点を定めぬコンパクトな生活を日々繰り返すノウハウは、地震のある日本ではある程度必須の心構えかもしれないと思いました。

  • 参考になった。
    ウルトラライトハイキングは、凄く合理的。いかにもアメリカで発祥した考え方。
    憧れるけど、体力、技術とも私には無理。でも参考になることは多い。
    今まで言われてきた、登山の常識を少し疑ってみてもいいかもしれない。

  • 土屋さんのこれまでの功績を称えての購入。内容はこれまでに十分発信していた内容。プロダクトとガレージのかけ橋。ある人の言葉を借りれば、ウルトラライト教の教祖の哲学書(教典)。
    初心者に荷物を軽くする意味・意義を伝えるため貸したら納得していた。

  • 軽い荷物でスポーツのように山を歩くのは興味ないが、より長く歩く、よりダイレクトに自然を感じる、という方向性に興味が湧いた。

  • 「超軽量化によるスマートなハイキングを・・・」

    前々から気になっていた一冊、ようやく読了しました。

    経験に裏打ちされたパッキングの知識や知恵。

    超軽量が目的ではなく

    自然との融合やスマートに行動するためのミニマムという概念。

    これからの登山やトレイルランに取り入れて行こうと思います。


    3月に「ウルトラライトハイキングギア」ってのも出るらしい。

    なんだかんだいっても道具は気になるな・・・

  • ウルトラライトハイキングとは、長い距離(本場アメリカでは数千キロを4,5ヶ月かけて歩くらしい)を歩くために、荷物を軽くして負担を減らし、環境にも影響を与えないようにして続ける山歩きのこと。
    いかに軽い荷物で、寒い夜を過ごしたり食事を摂ることができるか、を追求するわけですが、その「軽さ」への執着の向こう側にある「シンプルさ」「自然との関係」にこそ核心がある、と語られている。
    無駄なものを削ぎ落して自然と調和し(戦い)ながら歩くような生き方、憧れますな。イラストも楽しく、なにか人ごとのような文章が押し付けがましくなくて納得できる。

著者プロフィール

1971年埼玉県生まれ。大学探検部で山を始める。
アウトドアショップバイヤー時代にアメリカでウルトラライトハイキングに出あう。
2008年、ジョン・ミューア・トレイルスルーハイクののち、東京・三鷹にウルトラライトハイキングをテーマにした店「ハイカーズ・デポ」をオープン。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
著書に『ウルトラライトハイキング』(ヤマケイ文庫)など。

「2021年 『“無人地帯”の遊び方 人力移動と野営術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

土屋智哉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×