梅里雪山―十七人の友を探して

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著者 : 小林尚礼
  • 山と渓谷社 (2006年1月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635280655

梅里雪山―十七人の友を探しての感想・レビュー・書評

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  • 聖山として崇められているカワカブ
    それでもなお、登ろうと思うのは何故か?
    それでもなお、カメラを向け続けるのは何故か?

    “自然と人間のあいだには、緊張感が本来ある”

    登山者とそこに生きる人たちとの聖山カワカブに対する違いがよくわかる。
    登山も「征服」なのだな、、、

  • 内容的には理解できるのだけど、
    まとまりがなくて、読み続けるのが結構大変だった。
    筆者が理系のせいか、文章に色気がないのも原因かも。
    唯一豊富に交じっていた写真群に慰められたが、
    写真家として見るとまだ未熟に思う。
    厳しい言葉になってしまったが、
    遭難した仲間の遺体捜索を何年も続けている、
    その熱意と姿勢と責任感、
    そして村の人たちとの交流はすばらしいと思いました。

  • 運命というべきなのだろうか?
    この本を読みながら ヒトが生きていくというのは
    自分の思ってもいない人生を歩むことかもしれない。

    自分の親友を 梅里雪山(雲南省最高峰 6740m)の遭難で失う。
    1991年 登山史上最大の17人という尊い命が奪われた。
    著者は友が亡くなったことを 現実と思えない。

    もう一度 その山にアタックしたいとねがい
    多くの事件と労力をかけて、登山隊を組織し、
    1996年 再挑戦する。
    梅里雪山に 立ち向かうが・・・
    住民たちに阻まれたりしながら 待機することで、
    天候のいい日のチャンスを失い
    山頂までたどり着けなかった。
    その悔しさ・・・・・。

    1998年 氷河で遺体が発見される。
    そこから、著者の人生は大きく変化していく。
    『遺体』に向かうこと。
    17人の遺体を探し続ける 人生は
    『梅里雪山』に 対して 問いかけることになった。

    聖山とは? カワカブとはなにか?
    を問い続ける。

    梅里雪山のふもとの村で生活し、
    梅里雪山の三度の巡礼の旅をして、
    梅里雪山の四季を通じて見つめ
    伝えられている四つの聖地に行くことによって
    その聖地が それ以上人間が入っていけない境目であることに
    気がつき・・・
    カワカブとは 『生命の源』であることを悟る。

    その悟りに、新鮮な驚きを感じる。
    いいようのない不思議や因果を感じる。
    文章の淡々として、求道していくさまと
    写真の中の 梅里雪山とその風景の すばらしさが
    胸を締め付ける・・・

    いい本ですねぇ。

  • 聖なる山カワカブに踏み込んだ17人の遭難。この本は、それから15年にわたって現地の人と捜索活動をした著者の聖なる務めの記録だ。

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小林尚礼の作品

梅里雪山―十七人の友を探しての作品紹介

日本の海外登山史上最悪の遭難から15年。長きにわたる遺体捜索活動を乗り越え、そこで出会った「聖なる山」の真の姿とは…。

梅里雪山―十七人の友を探してはこんな本です

梅里雪山―十七人の友を探してのKindle版

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