- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635330527
感想・レビュー・書評
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モデルの華恵さんが高校生のときに登った山ことを綴ったエッセイ集。
…といっても、高校時代を思い出しながら書いたわけではなく、この文章を書いている時点で彼女は高校生だったのだから、山日記と言ったほうが近いのかも。
彼女の言葉には飾ったところがなくて好感がもてます。
見たこと・聞いたこと・感じたことを、こんなに素直に文章に綴れたら、どんなにすてきなことでしょう!
華恵さんの瑞々しい感受性と文章に、曇った視界が洗われていくようでした。
山岳ガイドの今井さんとの出会いから、いわゆる山登りではなく、岩をよじのぼっていくクライミングを習っていたという華恵さん…す、すごい!
誰かに連れて行ってもらう登山から自分でプランを立てる登山へ。
頂上を目指すだけでなく、道中の自然や人との出会いを楽しむ歩き方も。
本書を通じて、山の楽しみ方を深めていく華恵さんがまぶしかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
モデルでエッセイストの華恵ちゃんが山岳ガイドの今井さんや、写真家の石川さん、ある時は〝ママ〟と登った山のエッセイ。
時期的に高校三年生の一年なのだと思う。
いつも気取ったところなく、素直で丁寧な文章(でも、けして畏まっている感じはしない)で綴られる、山の音、色、生き物、雪に若葉が気持ちいい。
山登りなんて全くしたことはないのだけれど、ちょっと登ってみたくなってしまう。あと山ではないけれど、番外編のように入っている皇居のまわりの散策もすごくたのしそうだ。
彼女のエッセイは所々わがままな女の子の顔や、優柔不断で人任せな子供っぽい顔等も覗いて、なんだか微笑ましい。 -
ゆっくりとした言葉で、いつの間にかそのペースに引き込まれた。
久しぶりに山、登ってみよう。 -
山、行きたくなります。華恵ちゃんの人柄なのか、出会う人たちが素敵な人ばかり。今井さんのような大人に、今の子どもたちがたくさん出会えますように。
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初剱岳にむかうバスの中で読む。彼女の感性、ちょっとわたしに似てるかも。後半は石川直樹さんも頻繁に出てきて、彼のマイナスイメージがプラスになった。
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モデルで高校生の女の子の、山業エッセイ。
でも、通りいっぺんのことはひとつもなく、
すっごく山が好きだってこと、すっごくひたむきに山と向き合っていることが伝わってくる。
岩登りもする女子で、クライミングの経験のない私には、道具のこともボルダリングと外岩の違いも、
全部新鮮な話ばかり。
悩んだり、自信がなかったり、申し訳なく思ったり、する気持ち。
こんなに可愛い女の子でも、こんなこと感じるんだ〜、と思ってまたかわいい。
失敗も、感じたことも、素直に表現できるのって本当に素敵。
等身大で生きること素敵さを、山と、華恵ちゃんに改めて教わりました。 -
2013年3月8日(金)、読了。
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うちの娘がこんな瑞々しい感性をもった女性になってくれたらお父さんは何も言うことがないよ...読んでいて、久しぶりに山歩きに行きたくなってきた。今春、異動がなかったらベビキャリーを買って、高尾山へファミリー登山!
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★★★★☆
華恵さんの本を読むのは小学生デビュー作から三作目です。
等身大の素直な文章でとても好感が持てます。
このエッセイを書いている時点では高校生。
なんだか近くの山に登ってみたい、ちと難しい山にも挑戦してみたいなあと思いました^^
(まっきー) -
10/08/19 楽しい山歩きの話満載。関西の山がないのが残念。