木を知る・木に学ぶ (ヤマケイ新書)

著者 :
  • 山と渓谷社
3.67
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 56
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635510059

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今の日本の現状をかんがみ「これでは森の民の文化は足元から崩れてしまうという危機感」から、この本は生まれた。生活の中に深くかかわっている「木」について、多くの人にもっと関心を持ってもらいたいという思いが伝わってくる1冊だ。サクラ、ウルシ、ツツジ、イチョウ、ブナ、マツ、クリ、クスノキ、カヤ、スギ、ヒノキ、クワ、カヤノキ、といったおなじみの木々が取り上げられているが、その特徴などを記しただけのものではない。遠くは縄文時代から現代まで、我々の生活にどうかかわってきたのか、その土地の文化や建造物として、また食物として、生活用具や燃料として、さらには信仰とのかかわりなど、広範な話題でこれらの木にまつわるあれこれを伝えてくれる。自然から学ぶことは多く、かつ深いものだということを再認識させられる

著者プロフィール

樹木医(日本樹木医会技術委員)、石井樹木医事務所所長、森林インストラクター東京会会長、東京都自然環境保全審議会委員、NPO法人山の自然学クラブ理事、日本山岳会会員、(社)日本水環境学会水環境健全性指標検討調査委員。1951年東京生まれ。武蔵大学人文学部卒業。公益法人「青少年交友協会」で、樹木の観察常設コースを全国の都市公園を中心に設置する仕事を手がけ、平成8年に樹木医の資格を取得。現在は世田谷区内の巨樹、古木や桜並木を担当。ほかにも全国の天然記念物や保護の対象となっている木の追跡調査も行っている。著書に、『樹木ハカセになろう』(岩波ジュニア新書/2011年)、『大人の樹木学』(洋泉社新書/2013年)がある。

「2016年 『わたしは樹木のお医者さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石井誠治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×