モンベル 7つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏 YS002 (ヤマケイ新書)

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著者 : 辰野勇
  • 山と渓谷社 (2014年10月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635510066

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モンベル 7つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏 YS002 (ヤマケイ新書)の感想・レビュー・書評

  • ブランドの理解が深まり、愛着がわいてきます。小難しいビジネス本よりは消化吸収しやすい内容。

  • 登山にも経営にも必要なのは。集中力と持続力と判断力。でも最も大切なのは決断力。決断の定義とは将来を見据えて敢えて困難な道を選ぶこと。これまでモンベルが7回行ってきた決断についいての話。

    1. 資金ゼロで企業
    2. 海外市場に挑戦
    3. 売上げ1/4を占めるパタゴニア製品との決別
    4. 直営店出店と価格改定
    5. 有料会員制度の発足
    6. 阪神淡路、東日本大震災への義援
    7. 山岳雑誌「岳人」の継承

    「それでも私は今決断しなくてはならないと確信していた」というフレーズが多い。この感じよくわかる。このまま安穏としていても、事は何も起きないかもしれない。しかしより高みを目指すならばリスクを負って今動かねばならないということ。それは仕事も転職も投資も同じだと思う。これがチャレンジ。

    リスクを負うだけならそれはただの蛮勇かもしれないが、辰野さんの場合は小さな失敗を繰り返しながら、生き残るための嗅覚を磨いてきたことがその実体験から読み取れる。特にこの本では海外進出の苦しみ、下請け失敗、ライセンス訴訟など、その辺りを生々しく描いてくれているのもいい。

    「心配ばかりしていないでやってみなさい。そしてその結果を後悔しないで下さい」は、決断を前にした時に思い出したい言葉。

  • 地域でも有名な進学校で、いわゆる名門大学に多くの卒業生を送りこんでいる、ある私立学校の理事長によれば、勉強のできる生徒には、必ず共通点がある。それは、「集中力、持続力、判断力」である。この話を聞いたある弁護士は、もっと大切なものがあるという。それは、「決断力」である。
    アウトドア商品を開発している株式会社モンベルの辰野現会長は、モンベルの起業から今まで、7つの決断(本書ではなぜか8つ)をしてきた。
    ①28歳、資金ゼロからの企業:登記時の資本金は親から借り、登記後全額返金し、資金ゼロからの出発
    ②小さな世界戦略:欧州、南半球と自ら足を運び、ニーズや商習慣を学ぶ
    ③パタゴニアとの決別:自社ブランド商品へのこだわりのため、売り上げの25%あったパタゴニアと決別
    ④直営店出店:お客様の声を直接聞く体制を整えるための直営店を出店
    ⑤価格リストラ:直営店と値引きできる小売店の二重価格解消のため定価を引き下げ
    ⑥モンベルクラブ会員制度の発足:ファンづくり、社会貢献、地域貢献のための会員制度発足
    ⑦アウトドア義援隊:阪神、東日本大震災で、寝袋などアウトドア商品、ボランィアなどで貢献
    ⑧山岳雑誌「岳人」発刊:小売書店に頼らず、定期購読制度への移行を軸として「岳人」を継承

  • Patagoniaのイシュナード氏と似て非なる感じ。
    一度商社に入った経験が
    生かされているのがまた興味深い。
    人生どんな経験が生きてくるかわからないなあと思う次第。

  • 28歳で創業。今の自分と同い年。
    早期から海外との取引があったことで、知見を貯められたらしい。

  • 登山家は怖がりだ。晴天の日に雨具を持ち歩き、日帰り登山でもヘッドランプをザックに忍ばせる。命がけのリスクマネジメントは会社経営にも通じる。
    p13 決断の定義とは、将来を見据えてあえて困難な道を選ぶこと
    P28 資金よりも28歳で起業するという時間軸のタイミングがより大切だと考えた
    p168 アルパインスタイル
    p183 失敗を恐れずチャレンジしろと口では言うが、いざ遭難すれば世論は厳しい。そんな社会では、限界に果敢に挑戦しようとする若者は育つまい。leading edge
    P186 行動以前にもっと重要なのが、行為の目的を明確に自覚することだ。社長業というリーダーの仕事は、会社の事業の意味と目的を明確に社員に示すこと。

  • アウトドアの考えと企業の話を実にうまくまとめていると思います。
    「趣味」の一面が強いアウトドアでどう商売をやっていくかというのが、著者のりねんでは明確に述べられているのが特徴だと思います。

  • アウトドアメーカー「モンベル」の創業者でありオーナー、辰野勇氏の著書。幼少時代のエピソードや起業の経緯、そして経営者として下した大きな決断を記した内容となっている。

     辰野氏自身もクライミングやカヌーなどアウトドアに精通しており、自身の豊富な経験が多くの製品を生み出し、また過酷なフィールドでの経験が企業経営の規範となっているようだ。
     ビジネスのノウハウよりも、カスタマーサポートや社会貢献活動に、多くの頁を割いていたのが印象的だった。

     多くの登山家や冒険家と同じように、辰野氏の文章も非常に洗練されていて、雄大な自然に向き合う人々に特有の、ある種達観したような雰囲気が感じられた。
     そろそろ経営者としては引退を意識する齢のようだが、モンベル社にはいつまでも人と自然にやさしい企業であり続けていただきたいと思う。

  • アウトドア総合メーカー「モンベル」創業者辰野勇さんの経営自伝。自身も登山家であったことから、登山と経営をリンクさせながら、その真髄を語っている。

    経営者として大胆な決断の裏には臆病でリスクを大いに恐れるリアルな人間の姿があった。しかし登山同様、ありとあらゆることを想定した上で、最後は自分で決めたこと、信じた道は潔く闊達に歩み続けるシンプルな力強さをひしひしと感じた。

    アメリカの名門ブランド「パタゴニア」との提携、そしてそこからの決別への道すじは、あまりにスぺクタルな決断すぎて、まさに雪山の頂上を目指し、命に関わる重要な決断を随時行っていく登山家の勇姿そのものであった。

    国産メーカーとして、質の高い商品と世界を変えることに情熱をもって取り組むモンベル社員の取り組みに感化されずにはいられない。

  • アウトドアギアメーカーのモンベン創設者の本である。

    冒険者は意外にも繊細で臆病者であるという。
    常に危険と隣り合わせということはいろんな事に気を使い、何かあれば直ぐに判断が必要になる。

    この冒険者の経験がモンベルという会社の経営、発展にも大きく関わっていることごよく分かった。
    ある学者が"とんでも無いことをする冒険者は全人口の0.5%しかいない。だかその人達がいたからこそ、安全で平和なこの世界を暮らしている"と言っているそうである。

    また、この本を読むと、無駄な経験は一つも無い事に気づかされる。
    著者も職を仕方なく変えたり、自分の好きな物を作れない時期があったようだが、結果から言うと、その経験も会社を運営していく上で役に立つことになる。

    人生、経験したもの勝ちだね。

  • 決断力。用心深く、怖がりであるからこその。

  • 全編、辰野さんらしいポジティブな想いが溢れている。

  • Asian Reading アジアの活読
    モンベル7つの決断 辰野 勇 ヤマケイ新書
    世界のパタゴニアにも負けていないJapan Out Door ブランドの雄モンベル。屈指のアルピニストにして創業者の筆者が、顧問弁護士からもっとも大切なのは「決断力」だといわれ、これまでの8つの決断を解説。冒険者のLeading Edge 、津波対策の浮クッションの開発、など。Titleは7つですが、岳人復刊をAdd。アジアの活読としても応援するぜ、!ベイサイドマリーナで読了。

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モンベル 7つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏 YS002 (ヤマケイ新書)の作品紹介

「登山家は怖がりだ」だからこそ、晴天でも雨具を持ち歩き、日帰りの登山にもヘッドランプを必ずザックに忍ばせている。命がけの「リスクマネージメント」は、まさに会社経営にも通じる。未来を想像し、憂えるがゆえに下した著者の「7つの決断」、その一つ一つを紹介。モンベル創業者が語るアルパインスタイル的経営哲学。

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