モンベル 7つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏 YS002 (ヤマケイ新書)
- 山と渓谷社 (2014年10月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635510066
作品紹介・あらすじ
「登山家は怖がりだ」だからこそ、晴天でも雨具を持ち歩き、日帰りの登山にもヘッドランプを必ずザックに忍ばせている。命がけの「リスクマネージメント」は、まさに会社経営にも通じる。未来を想像し、憂えるがゆえに下した著者の「7つの決断」、その一つ一つを紹介。モンベル創業者が語るアルパインスタイル的経営哲学。
感想・レビュー・書評
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2023/11/23
さあ、行こう!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
経営者として学ぶべきことが多い一冊。モンベル会員が社会から支持されているかのバロメーターという考えは納得。
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辰野さんは登山で経営に必要な決断力を身につけられたんだなと思いました。先を見たリスクマネジメント、即座の決断力。何事に関しても、一流の人は違う分野でも才能を発揮される気がする…。
・資金ゼロでもタイミング重視で起業
・世界へ
・パタゴニア(下請け)との決別
・直営店(流通革命)
・価格リストラ
・モンベルクラブ
・アウトドア義援隊
・山岳雑誌発刊
行動するエネルギー頂きました! -
私自身モンベルはクラブ会員だしよく利用しているが、創業からの変遷はあまり知らなかった。創業者の登山経験に裏打ちされた判断力や決断力は会社経営においても重要なのだと理解できた。使い古された言葉だけれども、行動を起こさなければ未来は変わらない、はじめの一歩が大事と再認識した一冊。
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モンベルは奇をてらうことなく、堅実なイメージがあります。しかし、実際はチャレンジの連続再生であったのがわかりました。
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モンベル創業者の決断力が書かれている。
今流行りのリーダーたちとは違った良い意味で古臭く泥臭い経営。
しかしなんだかこの経営組み立てが好きになる。 -
いい意味で期待を裏切られた良書。
読む前は、モンベルという会社の根底には、自身が登山家として必要な登山道具を売る職人的感覚なんだと思っていた。
実際読んでみると、事業の考え一つ一つが極めて論理的で冷静かつ挑戦的に経営されている会社なんだと知った。ゆえに、ここまで国内に浸透し、一過性で終わらない会社なんだと知った。 -
山登りを始めてからお世話になったモンベル。
店員の説明がとても丁寧で感心し、さらに様々なイベントを開催していることで注目していました。
本書は創業者がどのような決断を行って事業を拡大してきたかということが、本人の言葉で語られています。
ビジネスにかける思い、リスク回避、競合他社との関係、裁判などについて、ビジネス拡大に欠かせないことが書かれていて勉強になります。
ただ、もう少しご自身の山登りやアウトドアとの関係も書かれているともっと良かったのではと思いました。