ピアノ嫌いにさせないレッスン

著者 : 船越清佳

• ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス (2013年2月24日発売)

作品紹介・あらすじ

フランスのコンセルヴァトワールでは、生徒の99%はアマチュアとして日々ピアノと向かい合っています。フランス人の多くは我慢するのが嫌いで楽しいことが大好き!それでも彼らが、練習が大変なピアノと一生付き合っていくのはなぜ?フランスでピアノ指導をする著者が、その方法を具体的に教えます。

感想・レビュー・書評

[jx0さんの感想 · 2013年12月8日]

フランスの音楽院でピアノを教える筆者が、日本の苦行を強いるようなピアノ教育文化と、楽しいことしかやりたくないフランス人向けの教育のあり方の対比から、日本の異常さを浮き彫りにしてくれる。
半分以上は、ピアノに限らない文化比較なので、他の楽器を弾く人にも参考になる。

著者プロフィール

ピアニスト。岡山市出身。リヨン国立高等音楽院卒。ヨーロッパ、日本を中心にリサイタル、オーケストラとの共演のほか、室内楽、器楽声楽伴奏、ＣＤ録音等で活躍。また、パリ地方の市立音楽院にて後進の指導にも力を注ぎ、多くのコンクール受賞者を輩出している。その一方でライターとして音楽専門誌などに執筆。著書に『ピアノ嫌いにさせないレッスン』『フランス人は仕事に振り回されない』（ヤマハミュージックメディア）。

「2020年 『マダム・ピリンスカとショパンの秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」