アインシュタインとヴァイオリン ~音楽のなかの科学~

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著者 : 西原稔 安生健
  • ヤマハミュージックメディア (2013年12月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784636899931

アインシュタインとヴァイオリン ~音楽のなかの科学~の感想・レビュー・書評

  • 音楽を科学の面から解説するという触れ込みですが、実際の内容は音律の話です。
    弦の長さを2/3にすることで5度上の音程をとってゆくピタゴラス音律に始まり、倍音をもとに音程を決める純正律、ピタゴラスと純正の矛盾をできるだけ埋めるために生まれた中全音律(ミーントーン)、すべての半音の音幅が均等な12音平均律まで、理論含めきっちり紹介されてます。
    音律の話と並行して、調性のイメージの話(12音平均律だと調性の移動は単に主音の位置が変わるだけだが、他の音律だと音の幅が不均衡なため、移調すると音階の響きが明らかに違ってくる)も紹介されていて、大変興味深い読み物だった。
    楽器をやる人なら一度は目を通しておくと良いのでは?

  • アインシュタインは象徴的に表題に入っているが、音楽と数学、物理学、天文学が密接なものと捉えられた歴史を紹介する本。
    ピュタゴラス音律から始まり、純正律や不等分平均律を経て平均律に至る歴史を説明する。調性が持っていた性格は平均律で失われたが、それ以前の調性性格も、時代と共に変化していることを知った。

  • 和図書 762/N82
    資料ID 2013104227

  • 安生先生の文体、懐かしいなぁ。

  • 「科学と音楽」の関わりを書いた本は何冊か出ているが、
    難しく散文的なものが多いなかで、
    この本は比較的平易に流れをを追って書かれているので、
    『どう関わりがあるのか』がわかりやすい。

    また、黄金比やピュタゴラス音律、宇宙の音楽など、
    内容がわかる項目が細かく分かれていて、
    それぞれが知識がなくても比較的読みやすいので、
    気になる箇所だけ追ってもいいかもしれない。
    (数式は飛ばしても十分内容は楽しめる。)
    最初は理解しきれていなかった部分も
    気になる箇所だけでも何度か目を通すうちに、より深く味わえる。
    とくに「絶対音感」や「音の帝国主義」のくだりは、目を見開かせてくれた。

    ちなみに、膨大な註釈は目を通さなくても良いが、
    著者の個人的かつ多少過激な主張が随所に織り込まれているので、
    よく読むとニヤリとさせられる。

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アインシュタインとヴァイオリン ~音楽のなかの科学~の作品紹介

科学はなぜ音楽に魅せられたのか?科学と音楽を横断的に読み解き、多くの科学者が追い求めた宇宙の真理に迫る。

アインシュタインとヴァイオリン ~音楽のなかの科学~はこんな本です

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