日本の国際政治学〈第4巻〉歴史の中の国際政治

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制作 : 李 鍾元  李 鍾元  細谷 雄一  田中 孝彦  日本国際政治学会 
  • 有斐閣 (2009年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641010291

日本の国際政治学〈第4巻〉歴史の中の国際政治の感想・レビュー・書評

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  • 日本国際政治学会による『日本の国際政治学』全4巻の第4巻は、国際政治学の中核を占める歴史学分野(外交史・国際関係史)における近年の研究動向と水準を各時代別・地域別に紹介する。責任編集委員は李鐘元、田中孝彦、細谷雄一の3名が務める。

    【構成】
    序 章 歴史から見た国際政治学=李 鍾元
    第1章 国際政治史の系譜学──戦後日本の歩みを中心に=細谷雄一
    第2章 グローバル・ヒストリー──その分析視座と冷戦史研究へのインプリケーション=田中孝彦
    第3章 近代ヨーロッパ国際政治史=渡邊啓貴
    第4章 東アジア国際政治史──中国をめぐる国際政治史と中国外交史=川島 真
    第5章 戦間期アジア国際政治史=服部龍二
    第6章 米ソ冷戦史──アメリカの視点=佐々木卓也
    第7章 ヨーロッパ冷戦史──ドイツ問題とヨーロッパ・デタント=山本 健
    第8章 戦後アジア国際政治史=宮城大蔵
    第9章 冷戦後の国際政治=岩間陽子
    第10章 近代日本外交史=酒井哲哉
    第11章 戦後日本外交史──自立をめぐる葛藤=添谷芳秀

     本書冒頭でも示されているように日本国際政治学会におけるメインストリームは外交史・国際関係史(国際政治史)であり、第1巻の「理論」と比較してもその研究の蓄積がいかに豊かであるかがわかる。

     戦間期、近現代ヨーロッパ国際関係、米ソ冷戦などは既に世界中の至るところで優れた論考が発表されているため新しい知見を提示するというのも中々困難であると見受けられる。翻って東アジア(川島論文)、東南アジア(宮城論文)を扱う研究分野については、個々の外交交渉の実証研究などまだまだ開拓の余地があろうし、主権国家間関係から地域内の枠組み・構造の解明への議論にシフトしていけば非常に面白い分野になっていくはずである。その点、本書に西南アジア、アフリカ、ラテン・アメリカ、東欧などの諸地域についての研究動向が示されていなかったのは残念である。

     どの章も各時代の要旨が平易に説明されており読みやすく、大学1・2回生でも十分に理解できる内容である。

  • 田中孝彦の文章を読みたくて買ったが、短かった(笑)

  • 近代の国際政治を歴史の観点から米ソ、欧州、アジア、日本と取り上げている。ベトナム戦争でアメリカは54万人を動員して敗れた。

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日本の国際政治学〈第4巻〉歴史の中の国際政治の作品紹介

国際関係の歴史研究は、国際政治学にとって不可欠の分野である。学問としての国際政治学は、その出発から歴史研究と不可分の関係にあり、外交史との密接な相互作用の中で発展した。二十一世紀の国際政治および日本の進路について、歴史は何を示唆するのか。国際関係の過去と未来をつなぐ新たな歴史研究の枠組みをいかに構築するか。歴史と理論の交差という関心をふまえつつ、歴史研究の視点から複雑な国際政治の実態の解明を試みる。

日本の国際政治学〈第4巻〉歴史の中の国際政治はこんな本です

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