入門刑事手続法 第4版

著者 :
  • 有斐閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641042407

作品紹介・あらすじ

裁判員法の制定・刑事訴訟法の一部改正(被疑者国選弁護人制度/公判前整理手続/即決裁判手続)・検察審査会法の一部改正を盛り込むとともに、判例・統計数字等を新しいものに改めた。学部学生・法科大学院生そして刑事手続法をこれから学ぶ人に最適な書。

感想・レビュー・書評

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  • 【概要・粗筋】
    刑事訴訟法の初学者や一般読者向けに、刑事手続の概略を説明した概説書。本書は、論点や判例・学説は必要最低限に抑え、あくまでも刑事手続の全体像を把握することにを主眼としている。読者が刑事手続をよりイメージしやすいように、豊富な統計資料や実際に使用される書類が収録されているのが特徴。

    某法科大学院の刑事訴訟法の教科書に採用されている。

    【感想】
    ですます調、かつ、平易な文章で、刑事手続の一連の流れを把握できる。刑事訴訟法を学習者にとっては、第五章末に付いている「刑事手続の流れ」と第九章の刑事手続で使用される主要な書式が、具体的にイメージすることができて有益である。

    刑事訴訟法の論点については、ただ単に議論されていると指摘するに留まるか、または、簡単に判例や学説を紹介するか、実務上の実情を説明するだけである。刑事手続の全体像を把握するという本書の目的に適っている。

  • わたしの先生である三井誠氏が著した本。もっとも、最新版については、酒巻先生に相当お世話になっているとのことではあるけれども。

    内容は非常に平易で、かつ、日本の刑事手続を一覧できるという素晴らしいものである。

    刑事手続について知りたい人は、まず本書を手に取ることをお勧めしたい。
    また、刑事手続について詳しく知っている法学部生・院生・法科大学院生もまた、簡潔でバランスよく記述された本書に触れて、知識を整理することができる。
    刑事手続についての知識がどのようなレベルであっても、手元においておきたい。

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著者プロフィール

神戸大学名誉教授

「2023年 『入門刑事手続法〔第9版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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