政治学 補訂版 (New Liberal Arts Selection)

  • 有斐閣
4.31
  • (15)
  • (17)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 471
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (564ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641053779

作品紹介・あらすじ

政治とは何か、政治学とは何か。政治を、「本人」「共通の目的」「代理人」という三つの要素に注目し、現在の日本を題材として整理・解説した教科書。主催者である国民(本人)が政府(代理人)を雇って自らの利益の実現(共通の目的)をはかるという観点に立ち、政治の課題から、政治理論、統治のしくみ、行政学・地方自治、国際政治、何がデモクラシーを支えるかまでを、体系的に解説する。政治学諸分野の知識や考え方、対象とする問題を、政治学全体の中に位置づけた。事実関係やデータなどをアップデイトし、補訂。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ★★★★☆
    ○現代政治学の名著 佐々木毅 中央公論新社 / 1989
    ○政治行動の社会心理学 池田謙一 北大路書房 / 2001
    ○政治心理学 オフェル・フェルドマン ミネルヴァ書房 / 2006
    ○政治学の名著30 佐々木毅 筑摩書房 / 2007
    ○政治哲学 伊藤恭彦 人文書院 / 2012
    ○現代政治理論 川崎 修 有斐閣 / 2012
    ○西洋政治思想史 宇野重規 有斐閣 / 2013
    ○政治思想の知恵 仲正昌樹 法律文化社 / 2013
    ○近代政治哲学 國分功一郎 筑摩書房 / 2015
    ○政治学入門 平石正美 成文堂 / 2020
    ○世界がわかる比較思想史入門 中村隆文 筑摩書房 / 2021

    ★★★☆☆
    現代政治学入門 篠原一 永井陽之介 有斐閣双書 / 1965
    近代の政治思想 福田歓一 岩波書店 / 1970
    近代政治思想の誕生 佐々木毅 岩波書店 / 1981
    政治学概論 山川雄巳 有斐閣 / 1986
    政治心理学リニューアル 栗田宣義 学文社 / 1994
    政治学入門 阿部齊 岩波書店 / 1996
    ポリティカル・サイエンス事始め 伊藤光利 有斐閣ブックス / 1996
    西欧政治思想 田中治男 岩波書店 / 1997
    岩波テキストブックス 比較政治学 岩崎美紀子 岩波書店 / 2005
    はじめて学ぶ西洋思想  村松茂美 他  ミネルヴァ書房 / 2005
    政治学は何を考えてきたか 佐々木毅 筑摩書房 / 2006
    はじめて学ぶ政治学 岡崎晴輝 ミネルヴァ書房 / 2008
    はじめての政治哲学 小川仁志 講談社 / 2010
    政治学をつかむ 苅部 直 有斐閣 / 2011
    新書で大学の教養科目をモノにする 政治学 浅羽通明 光文社 / 2011
    現代政治学 加茂利男 有斐閣 / 2012
    比較政治学 粕谷祐子 ミネルヴァ書房 / 2014
    政治学 新川敏光 ミネルヴァ書房 / 2017
    教養としての政治学入門 成蹊大学法学部 筑摩書房 / 2019
    ポリティカル・サイエンス入門 坂本治也 法律文化社/ 2020
    大学4年間の国際政治学が10時間で... 小原雅博 KADOKAWA / 2021
    よくわかる政治思想 野口雅弘 ミネルヴァ書房 / 2021
    よくわかる比較政治学 岩崎正洋 ミネルヴァ書房 / 2022
    自由を考える: 西洋政治思想史 杉本竜也 日本経済評論社 / 2022
    政治学 渡邉 容一郎 弘文堂 / 2023

  • 政治学について網羅的に書かれたもの。
    この一冊で政治学が全て学べるとは到底思えないが、学ぶ上で持っておきたい一冊。
    各章末には確認課題と文献案内がある。

  • 苦手な政治の話を少しは理解したいと思い手に取りました。政治学全般についての教科書ですが、読み物としても面白い文章で楽しく読める内容でした。しかし、個人的にやはり政治の話は難しいというかスッキリしません。まず政治の究極目標というか原則からして教科書にはっきり書かれているわけではなく、自由主義とか功利主義とか、いろいろな主張があるよね、という紹介にとどまります。

    制度設計に関しても、あちらを立てればこちらが立たず。統治の効率性を高めれば代表性が犠牲になります。効率的な多数決を採用すると、全体の合意形成が犠牲になる、など。

    原理原則がなく各論の積み重ねで、基本的にレトリックばかりで判断のための具体的なパラメータがない印象です。複雑で多面的になっているよね、という身も蓋もない結論が続くのでもやもやしながら読み進めました。教科書として主張を入れるわけにはいかなかったのかもしれませんが、本書が政治学の難しさを象徴しているのではないかと思いました。

    なにより、普段政治のニュースを見て、政治家が国民のことを見ていない!と納得いかない思いをしてたのが、それが本人と代理人と関係を考えた時に起こるべくして怒っている当然の課題で、簡単な解決策はないよね、という拍子抜けするような結論を見せられた気がして絶望感がすごいです。

  • 基礎的なことが丁寧な解説とともに網羅されている(初学者なので本当かどうかわからないが、と思う)
    あちこちで定番書として紹介されているので間違いないと思いますが

  • 某大学の通信課程の教科書だったもの。
    非常に読みやすい。良い政治学の入門書

  • 難解な内容を分かりやすい例えを含む平易な文章で表現している傑作。
    政治家になりたい人には必須では。
    これまで聞いたことのあった程度の経済論が染み渡るように理解できる。

  •  本書は、政治学をこれから専攻しようとする学生にぜひ読んで欲しい基本的な教科書です。本書は4部に分けられ、第1部では政治学の根源たる政治思想や政治理論、第2部では現代政治の枠組みたる政治制度、第3部では実際の統治過程に関する議論、第4部では政治過程論・政治行動論を学ぶことが出来ます。本書は分厚く読み応えが十分ありますが、読破した後の達成感と知識の蓄積は今後の皆さんの研究の糧となること間違いなしです。学部1年生の方にはひょっとしたら、少々大変な本かもしれませんが、ぜひ一度手にとって読んでみてください。
    (ラーニング・アドバイザー/国際公共政策 SASAKI)

    ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/book/1433839

  • 東2法経図・6F指定:311/Ku41/Miwa
    東2法経図・6F指定:311A/Ku37s/Nonaka

  • 身近な政治から政治学の各分野へアクセスできるように導入が平易であり、また随所に基本的な文献が散りばめられた、まさに最初の一冊。便利。

  • 政治学の諸分野への入り口。
    文献案内も充実。

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

早稲田大学教授

「2023年 『なぜ自由貿易は支持されるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

久米郁男の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×